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NBA

アイバーソン、ウェイド、ポールなど優秀なガードが着用した背番号3。出世頭を選ぶとすれば…【NBA背番号外伝】

出野哲也

2020.04.03

“ガード”、“シューター”のイメージが強いが、両方から最もかけ離れたウォーレスも着用者だ。(C)Getty Images

“ガード”、“シューター”のイメージが強いが、両方から最もかけ離れたウォーレスも着用者だ。(C)Getty Images

 このような“ガード”、そして“シューター”というイメージと正反対の3番がベン・ウォーレスだ。最優秀守備選手賞4回の名ディフェンダーにして、史上屈指のシュート下手だったビッグマンは、2000年代中盤のピストンズでゴール下の守護神として活躍した。

 同姓のジェラルド・ウォーレス(元シャーロット・ボブキャッツ/現ホーネッツほか)も守備型の選手で、10シーズン以上にわたって3番を着用。ニューオリンズ・ペリカンズ在籍時はずっと23番だったアンソニー・デイビスは、ロサンゼルス・レイカーズに移籍した今季から3番をつけている。
 
 デニス・ジョンソンも歴史に残る名ディフェンダーだった。主力として活躍したソニックス時代は24番で、3番になったのはボストン・セルティックスに移籍した1983-84シーズンから。オールディフェンシブ1stチームに6度も選出された守備力を武器に、1984、86年の優勝に貢献した。

 これらの活躍もあり、ジョンソンは1991年に3番として最初の欠番に。現在では彼のほか、ペトロビッチ、ウォーレス、アイバーソン、ウェイドの計5人が永久欠番となっている。

文●出野哲也

※『ダンクシュート』2013年4月号掲載原稿に加筆・修正。

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