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NBA

リオ開幕前の評価は“よくてB+”。五輪3連覇のアメリカ代表、“トップ選手不参加”の悪しき風習は東京で再燃するか?

出野哲也

2020.08.31

 立て続けに苦境に立たされたアメリカは、これで気を引き締め次のフランス戦に臨んだ……かと思いきや、またも同じような試合展開になる。トニー・パーカー(当時スパーズ)が欠場した相手に対し、30得点をあげたクレイ・トンプソン(ウォリアーズ)の活躍もあり第3クォーター終盤で16点のリードを奪っていたが、ラスト10 分で猛反撃を食らい最終スコアは100-97。2試合続けて点差は3点にとどまり、5戦全勝で予選を突破したものの、大会前の楽観ムードは吹き飛んでいた。

 一方の予選Bグループも、スペインが最初の2試合に連敗する波乱の展開に。だが飛び抜けて強い国がいなかったことが幸いし、残りの3戦に勝ってクロアチア、リトアニア、アルゼンチンと並んで決勝ラウンド進出を果たした。2戦目でスペインを倒し意気のあがった開催国ブラジルは、リトアニアに6点差、クロアチアとアルゼンチンには4点差と善戦するも惜敗。残念ながら予選敗退となった。
 
■ラスト2試合はベストな戦いぶり。3連覇で覇権を取り戻したが……

 迎えたアルゼンチンとの決勝トーナメント初戦も、出だしはアメリカ代表への不安をさらに高める展開となった。第1クォーター序盤から、何と9-19と10点ものリードを許してしまったのである。

 しかしながらデュラントが3ポイントを連続で決めてリズムを掴んでからは、本来の強さが甦り相手を圧倒。デュラントは27得点、ポール・ジョージ(当時インディアナ・ペイサーズ/現クリッパーズ)が17得点をあげ、27点差で快勝した。

 準決勝では、過去2大会続けて決勝で対戦していたスペインの堅守の前に82点止まり。80点台に終わったのはアテネ五輪以来だったが、“点を取れないなら取らせなければいい”とばかりに、厳しいディフェンスで相手を押さえ込む。なかでもディアンドレ・ジョーダン(当時クリッパーズ/現ネッツ)は16リバウンドに加えて4ブロックをマーク。最終的には6点の僅差だったとはいえ、一度もリードを奪われることなく決勝進出を決めた。
 
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