【パワーフォワード/スモールフォワード】
カーメロ・アンソニー
1984年5月29日生。203cm・108kg
在籍期間:8シーズン(2003~11)
成績:564試合、平均24.8点、6.3リバウンド、3.1アシスト
しばしば過大評価の代表例に挙げられる選手でもある。得点は多くともボールを独占しがちで守備面の貢献も低いとあって、アドバンスドスタッツ(効率性を重視した記録)では思ったほど上位にランクされない。それでもなお、デンバーでの7年半で常に平均20点以上を記録し続け、チームの顔としてのネームバリュー、人気面などを考えればベスト5から外せなかった。
自己最多の平均28.9点をあげたのも、得点王に輝いたニューヨーク・ニックス時代ではなくナゲッツ在籍時の06-07シーズン。通算2万6446点は現役2位かつ歴代15位、4回出場したオリンピックでもアメリカ代表史上最多得点記録保持者となっている。プレーオフでは1回戦負けを繰り返していたが、09年にはナゲッツを24年ぶりのカンファレンス決勝進出へ導いた。なお、ナゲッツにいた頃はほとんどスモールフォワードだったが、移籍してからはPFに回る機会が多くなったので、全体のバランスも考慮しここではPFとして選んでいる。
【センター】
ダン・イッセル
1948年10月25日生。206cm・107kg
在籍期間:10シーズン(1975~85)
成績:802試合、平均20.7点、8.3リバウンド、2.5アシスト
90年代前半にゴール下の守護神として君臨したディケンベ・ムトンボや、現在のチームで圧倒的な存在感を放つニコラ・ヨキッチも間違いなくリーグトップクラスの実力者。だがナゲッツ最高のセンターは、少なくとも今のところは鉄人イッセルだ。名門中の名門であるケンタッキー大で最多得点記録を樹立し、ABAのケンタッキー・カーネルズに入団するとルーキーながら得点王となる。
75-76シーズンにナゲッツへ移り、以後在籍10年間で欠場は20試合だけ。典型的なブルーカラータイプで身体能力も高くなかったが、アウトサイドシュートは正確。特段変わった動きでもないのに、何故か相手がよく引っかかったヘッドフェイクも効果的だった(一説には「顔が怖いのが理由」とも言われた)。通算では平均20.7点、ABAとNBAでの合計2万7482点は、今でも11位にランクされている。94年に第8シードながらプレーオフ1回戦を突破する、史上初の大番狂わせをナゲッツが演じた時のヘッドコーチでもあった。
文●出野哲也
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
カーメロ・アンソニー
1984年5月29日生。203cm・108kg
在籍期間:8シーズン(2003~11)
成績:564試合、平均24.8点、6.3リバウンド、3.1アシスト
しばしば過大評価の代表例に挙げられる選手でもある。得点は多くともボールを独占しがちで守備面の貢献も低いとあって、アドバンスドスタッツ(効率性を重視した記録)では思ったほど上位にランクされない。それでもなお、デンバーでの7年半で常に平均20点以上を記録し続け、チームの顔としてのネームバリュー、人気面などを考えればベスト5から外せなかった。
自己最多の平均28.9点をあげたのも、得点王に輝いたニューヨーク・ニックス時代ではなくナゲッツ在籍時の06-07シーズン。通算2万6446点は現役2位かつ歴代15位、4回出場したオリンピックでもアメリカ代表史上最多得点記録保持者となっている。プレーオフでは1回戦負けを繰り返していたが、09年にはナゲッツを24年ぶりのカンファレンス決勝進出へ導いた。なお、ナゲッツにいた頃はほとんどスモールフォワードだったが、移籍してからはPFに回る機会が多くなったので、全体のバランスも考慮しここではPFとして選んでいる。
【センター】
ダン・イッセル
1948年10月25日生。206cm・107kg
在籍期間:10シーズン(1975~85)
成績:802試合、平均20.7点、8.3リバウンド、2.5アシスト
90年代前半にゴール下の守護神として君臨したディケンベ・ムトンボや、現在のチームで圧倒的な存在感を放つニコラ・ヨキッチも間違いなくリーグトップクラスの実力者。だがナゲッツ最高のセンターは、少なくとも今のところは鉄人イッセルだ。名門中の名門であるケンタッキー大で最多得点記録を樹立し、ABAのケンタッキー・カーネルズに入団するとルーキーながら得点王となる。
75-76シーズンにナゲッツへ移り、以後在籍10年間で欠場は20試合だけ。典型的なブルーカラータイプで身体能力も高くなかったが、アウトサイドシュートは正確。特段変わった動きでもないのに、何故か相手がよく引っかかったヘッドフェイクも効果的だった(一説には「顔が怖いのが理由」とも言われた)。通算では平均20.7点、ABAとNBAでの合計2万7482点は、今でも11位にランクされている。94年に第8シードながらプレーオフ1回戦を突破する、史上初の大番狂わせをナゲッツが演じた時のヘッドコーチでもあった。
文●出野哲也
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!