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NBA

【NBA背番号外伝】敬遠されがちな“13”。しかしチェンバレン、ハーデンの新旧スコアリングマシンのほか、ナッシュら海外出身選手も多く着用

出野哲也

2020.11.09

 サンダーでは、現ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージも13番を着用。2011年にインディアナ・ペイサーズに入団した時はコビー・ブライアント(元レイカーズ)への憧れから24番だったが、2015年から13番へ。“この番号にしたら、彼のイニシャルと組み合わせてPG13(映画などの年齢指定=13歳以下視聴禁止)になる”というコラムニストの提案を気に入って採用したものだった。
 
 ほかの著名な13番は、1994年のドラフト全体1位で、1996年のアトランタ五輪メンバーに選ばれながらケガで辞退したグレン・ロビンソン(元ミルウォーキー・バックスほか)、ホーネッツ時代に期待されながら今ひとつだったケンドール・ギル、キングスで渋い脇役として活躍したダグ・クリスティなど。1980年代にリバウンダーとして鳴らしたラリー・スミス(元ウォリアーズほか)、もっと昔まで遡ると、1976年にアシストとスティールの二冠に輝いたスリック・ワッツ(元シアトル・スーパーソニックス/現サンダーほか)。ケビン・ラブ(キャバリアーズ)の父スタンも、NBA入りして最初の2年間は13番で、引退後は従兄弟でビーチ・ボーイズのリーダーであるブライアン・ウィルソンのボディガード兼見人をしていた。

 またヒートは、13番を“名誉番号”としている。これはマイアミのNFL球団ドルフィンズのスターだったダン・マリーノを記念したもので、欠番ではないためアデバヨも支障なく着用している。

文●出野哲也

※『ダンクシュート』2013年3月号掲載原稿に加筆・修正。

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