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NBA

練習復帰したグリーンが“新生ウォリアーズ“に手応え!ワイズマンを加えた陣容に「このチームには“長さ“がある」

秋山裕之

2020.12.15

 新たなチームメイトたちとのケミストリー構築について質問された際にも、カリーは慎重な構えを見せていた。

「おそらく、月曜からいくつかのパターンとこれまでやってきたことについて話し合っていくことになると思う。そしてオープンスポットがどこにあるのかを(チーム全体で)把握していくんじゃないかな。だからこの質問に対する具体的な答えは分からない。でもそのうち、だね。今はただ、コミュニケーションを取り続けていかなきゃいけない、ということかな」

 これにはカーHCも「時間がかかるのは確かだね。彼はものすごくユニークなんだ。NBAでも彼のような選手はいない。高いレベルでオンボールとオフボールの両方でプレーし、相手チームにダメージを与えられる選手はいないんだ」とカリーの意見に賛同。
 
 NBA史上最高級のシュート力を誇るカリーは、コートにいるだけでディフェンス陣にプレッシャーを与え、チームメイトたちにスペースを与えることができる存在だ。自らショットをクリエイトすることも可能だが、グリーンがトップ・オブ・ザ・キーでボールを保持し、スクリーンから抜け出してキャッチ&シュート、あるいはそこからピック&ロールや2メンゲームでオフェンスを展開していくことで点を積み重ねてきた。

 グリーンが復帰したことで、改善は加速化していくことだろう。まずは15日、17日に行なわれるサクラメント・キングスとのプレシーズン2試合で調整し、22日のブルックリン・ネッツとのレギュラーシーズン開幕戦に備えていく。

文●秋山裕之(フリーライター)

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