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NBA

現地記者が激論!八村塁は、本当にNBAで通用するのか——。成功のカギは3ポイント。新人王のチャンスもあり得る

ダンクシュート編集部

2019.10.05

チームが低迷しても、その状況は、むしろルーキーの八村には有利に働く可能性も。(C)REUTERS AFLO

チームが低迷しても、その状況は、むしろルーキーの八村には有利に働く可能性も。(C)REUTERS AFLO

CS:長い出場時間が得られれば、新人王候補になることだって考えられる。昨季、ホークスのトレイ・ヤングは前半戦は苦しんだけど、シーズン終盤の3~4月には素晴らしいパフォーマンスを見せていた。前半戦の時点で新人王はルカ・ドンチッチが当確状態だったため受賞は逃したが、弱小チームでチャンスを得たルーキーが好成績を残すという好例だった。八村も、低迷したチームで押し出されるように好成績を残せば、新人王のチャンスもあるかもしれない。

JL:ウィザーズは完全な再建体制に入って、八村のような若手をどんどん使うべきだよね。本当ならウォール、ビールの両方をトレードし、可能な限りのドラフト指名権を得たいところだ。そして、若い選手をプレッシャーのないなかでプレーさせ、数年後に備えるべきなんだ。ただ、現実的にウォールの放出はほぼ不可能だから、再建はより難しいわけだけど。
杉浦:最後にビールが残留すると仮定して、今季のウィザーズは何勝くらいできそうか予想を聞かせてもらえるかな? 

CS:イースタン・カンファレンスには力が劣るチームが多いから、ウィザーズもいくつかは勝てるだろう。25~27勝くらいだな。

JL:僕もクリスに同意するよ。25~30勝の間だろうね。プレーオフに出る
チャンスはまずない。

杉浦:ウィザーズにとっては間違いなく厳しいシーズンになるけど、2人の言葉通り、八村が新人王争いに入ってくることに期待したいね。

【座談会参加メンバー】
杉浦大介/すぎうらだいすけ
ニューヨーク在住のスポーツライター。NBAやMLB、ボクシングを中心に精力的に取材・執筆を行なう。

ジェフ・レンチナー/Jeff LECHINER
Insidehoops.comの編集人兼ライター。主にアメリカ東海岸で多くのゲームを取材している。

クリス・シェリダン/Chris SHERIDAN
元AP、ESPNの記者で、現在はスポーツ・ギャンブルサイトで健筆を振るうベテランライター。

※全編は『ダンクシュート』2019年11月号に掲載。

構成●ダンクシュート編集部
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