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NBA

点取り屋のウォーカー、名シューターのアレン、リバウンド王ドラモンドらを輩出したコネティカット大の最強メンバーは?<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.05.19

【パワーフォワード】
クリフォード・ロビンソン

1966年12月16日生。208センチ・103キロ
カレッジ成績:109試合、平均15.3点、6.1リバウンド、1.2アシスト
NBA成績:1380試合、平均14.2点、4.6リバウンド、2.2アシスト

 80年代末までコネティカット大OBのNBA選手は5人しかいなかったが、初めてスターとなったのがロビンソンだった。89年のドラフト2巡目36位で、当時有数の強豪ポートランド・トレイルブレイザーズに加入。92-93シーズンは平均19.1点でシックスマン賞を受賞、先発で起用されるようになった94年はオールスターに選ばれた。

 センターも務めるほどの長身でありながらアウトサイドシュートの確率が高く、身長208センチ以上で年間100本以上の3ポイントを決めた最初の選手になった。“アンクル・クリッフィー”としてポートランドのファンに人気だったが、97年にFAでフェニックス・サンズへ移籍。

 その後は守備で評価を高め、2000、02年の2度オールディフェンシブチーム(2nd)入り。通算1390ブロックはUコン出身者では最多となっている。ヘッドバンドがトレードマークで、昨年9月に死去した際には、ブレイザーズの後輩たちが追悼の意を込めヘッドバンドを付けてプレーした。
 
【センター】
アンドレ・ドラモンド

1993年8月10日生。208センチ・122キロ
カレッジ成績:34試合、平均10.0点、7.6リバウンド、0.4アシスト
NBA成績:645試合、平均14.5点、13.7リバウンド、1.4アシスト

 大学に在学したのは1年だけで、12年のドラフト9位でデトロイト・ピストンズが指名した際も「素質は間違いないが育つまで時間がかかりそう」と見られていた。しかしながらすぐプロの水に慣れ、2年目には早くも平均13.5点、13.2リバウンドのダブルダブル。20歳以下で1試合26リバウンド以上を奪った2人目の選手にもなった(1人目はドワイト・ハワード)。

 15-16シーズンにリーグ1位の14.8リバウンドを記録すると、18年からも3年連続リバウンド王。キャリア平均13.7本は現役1位、リーグ史上7位の堂々たる数字で、攻撃でも19、20年は平均17点を上回っている。

 成績的にはスーパースター扱いされていておかしくないのだが、近年のNBAの潮流から外れている古典的なプレースタイルのせいか、意外なほど評価は高くない。高額年俸かつ契約最終年ということもあって、今季のトレードデッドラインでは買い手がつかず、バイアウトでロサンゼルス・レイカーズへ移籍した。
 
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