1910年に創設され、NBA(1946年)より古い歴史を持つNCAA(全米大学体育協会)。プロを目指す若手選手たちにとってNCAAでプレーすることがNBA入りの“王道ルート”であり、時代を問わず何人ものスーパースターをNBAに送り出してきた。では、カレッジとNBAで実績を残した選手を対象に、大学別に最強メンバーを選出した場合、どんな顔ぶれになるのか。『THE DIGEST』では、NCAAとNBAに精通する識者に依頼し、各大学のベストメンバーを選んでもらった。
今回はカリフォルニア大ロサンゼルス校、通称UCLA編をお届け。NCAAトーナメント制覇は史上最多の11度、NBAにも全大学中2番目に多い99人を輩出している名門大のベストメンバーには、その実績に恥じないそうそうたる顔ぶれが揃った。
【ポイントガード】
ラッセル・ウエストブルック
1988年11月12日生。191cm・91kg
カレッジ成績:75試合、平均12.7点、3.9リバウンド、4.3アシスト
NBA成績:919試合、平均23.2点、7.2リバウンド、8.4アシスト
大学2年時の2007-08シーズンに合計1318分間出場しており、これはUCLAの学校記録だ。「利己的なところのないポイントガードで、優れたディフェンダーになる素質がある」という当時の評価と現在のプレースタイルが対照的なのが面白いが「大量得点を稼げるポテンシャルはある」とも見られていた。
2008年にドラフト4位指名でオクラホマシティ・サンダーに入団すると、191cmのサイズにもかかわらず、インサイドへ果敢に攻め込み得点を量産。2014-15シーズンに平均28.1点で得点王となったが、ハイライトはその2年後だった。
平均31.6点で2度目のタイトルに輝いただけでなく、10.7リバウンド、10.4アシストをマークし、オスカー・ロバートソン以来、55年ぶり2人目のシーズン・トリプルダブルを達成。さらにMVPにも選ばれた。ただ、その後3年連続でこの大記録を成し遂げ、ワシントン・ウィザーズに所属している今季も4度目の達成が可能なペースとあって、却ってそれほどの偉業でもないような印象を与えてしまったのは、何とも皮肉な成り行きだ。
今回はカリフォルニア大ロサンゼルス校、通称UCLA編をお届け。NCAAトーナメント制覇は史上最多の11度、NBAにも全大学中2番目に多い99人を輩出している名門大のベストメンバーには、その実績に恥じないそうそうたる顔ぶれが揃った。
【ポイントガード】
ラッセル・ウエストブルック
1988年11月12日生。191cm・91kg
カレッジ成績:75試合、平均12.7点、3.9リバウンド、4.3アシスト
NBA成績:919試合、平均23.2点、7.2リバウンド、8.4アシスト
大学2年時の2007-08シーズンに合計1318分間出場しており、これはUCLAの学校記録だ。「利己的なところのないポイントガードで、優れたディフェンダーになる素質がある」という当時の評価と現在のプレースタイルが対照的なのが面白いが「大量得点を稼げるポテンシャルはある」とも見られていた。
2008年にドラフト4位指名でオクラホマシティ・サンダーに入団すると、191cmのサイズにもかかわらず、インサイドへ果敢に攻め込み得点を量産。2014-15シーズンに平均28.1点で得点王となったが、ハイライトはその2年後だった。
平均31.6点で2度目のタイトルに輝いただけでなく、10.7リバウンド、10.4アシストをマークし、オスカー・ロバートソン以来、55年ぶり2人目のシーズン・トリプルダブルを達成。さらにMVPにも選ばれた。ただ、その後3年連続でこの大記録を成し遂げ、ワシントン・ウィザーズに所属している今季も4度目の達成が可能なペースとあって、却ってそれほどの偉業でもないような印象を与えてしまったのは、何とも皮肉な成り行きだ。