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NBA

イグダーラ、カー、ジェファーソン……名脇役の“製造工場”アリゾナ大のベストメンバーを選定!<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.06.02

【パワーフォワード】
リチャード・ジェファーソン
1980年6月21日生。201センチ・106キロ
カレッジ成績:84試合、平均11.2点、5.0リバウンド、2.8アシスト
NBA成績:1181試合、平均12.6点、4.0リバウンド、2.0アシスト

 PFでは現役のアーロン・ゴードン(デンバー・ナゲッツ)、ラウリ・マルッカネン(シカゴ・ブルズ)もいるが、実績で上回るジェファーソンをスモールラインナップ的PFとして選んだ。大学ではアリナスやルーク・ウォルトン(現キングスHC)の1年先輩で、01年にNCAAトーナメント準優勝を果たした際はオール・トーナメント・チームに選ばれた。

 同年ドラフト13位でプロ入り、02、03年はニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツでファイナルを戦う。07-08シーズンに自己最高の平均22.6点、翌年ミルウォーキー・バックスへトレードされてからは10年間で7球団を渡り歩いた。

 と言っても平凡なジャーニーマンではなく、経験と実績を買われ強豪から声がかかり続けた、というのが正確なところで、16年はクリーブランド・キャバリアーズで優勝。「偉大な選手ではなかったかもしれないが、全盛期は結構いい選手だったと思う」と自ら振り返った通りのキャリアだった。
 
【センター】
ディアンドレ・エイトン
1998年7月23日生。211センチ・113キロ
カレッジ成績:35試合、平均20.1点、11.6リバウンド、1.6アシスト
NBA成績:178試合、平均16.0点、10.6リバウンド、1.7アシスト

 NBAで長期間活躍したアリゾナ大出身のセンターは一人もいない。エイトンもまだ3年しかプレーしていないが、平均リバウンド数、ブロック数はいずれも他の選手を引き離してトップとなっている。

 バハマ生まれでフェニックスの高校に通い、同州のアリゾナ大へ。カンファレンスでの新人王と最優秀選手に選ばれ、18年のドラフトでは同大から初となるドラフト全体1位指名を受け、フェニックス・サンズに入団した。1年目から平均16.3点、10.3リバウンド、以後3年連続で2桁リバウンドを奪うなど、数字的には悪くない。

 今季躍進を遂げたサンズにあって「今まで以上に集中力が増した」とモンティ・ウィリアムズHCから言われてもいる。しかしながらドラフト同期で、すでにオールスター選手となったルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)やトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)に比べると見劣りするのも事実で、さらに一段階のステップアップが望まれる。
 
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