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点取り屋のウォーカー、名シューターのアレン、リバウンド王ドラモンドらを輩出したコネティカット大の最強メンバーは?<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.05.19

ウォーカー(右)、ハミルトン(左上)、アレン(左下)というオールスターガードを輩出したコネティカット大の最強メンバーは?(C)Getty Images

ウォーカー(右)、ハミルトン(左上)、アレン(左下)というオールスターガードを輩出したコネティカット大の最強メンバーは?(C)Getty Images

 1910年に創設され、NBA(1946年)より古い歴史を持つNCAA(全米大学体育協会)。そこでの活躍はプロを目指す若手選手たちにとってNBA入りの“王道ルート”であり、時代を問わず何人ものスーパースターを送り出してきた。

 では、カレッジとNBAで実績を残した選手を対象に、大学別に最強メンバーを選出した場合、どんな顔ぶれになるのか。『THE DIGEST』では、双方に精通する識者に依頼し、各大学のベストメンバーを選んだ。

 第7回は34回のNCAAトーナメント出場を誇り、過去20年で3度の優勝。選手ではレイ・アレン、リチャード・ハミルトン、ケンバ・ウォーカー、アンドレ・ドラモンドといったオールスター選手を輩出したコネティカット大編をお届けする。
 
【ポイントガード】
ケンバ・ウォーカー

1990年5月8日生。183センチ・83キロ
カレッジ成績:111試合、平均16.1点、4.4リバウンド、4.1アシスト
NBA成績:704試合、平均19.9点、3.8リバウンド、5.4アシスト

 コネティカット大(通称Uコン)出身のNBA選手で、キャリアの平均得点が最も高いのがPGのウォーカーだ。アシストは13-14シーズンの平均6.1本がキャリアハイという事実からもわかるように、古典的な司令塔ではなく、自ら点を取りに行く攻撃型PG。2011年のNCAAーナメントは全試合でチーム最多得点をあげて3度目の優勝に貢献、大会MVPに選ばれた。

 同年ドラフト9位でシャーロット・ボブキャッツ(現ホーネッツ)に指名され、5年目の15-16シーズンから5年続けて平均20点以上。18年11月17日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦では、球団新記録となる60点の大爆発。身長185センチ以下で60点をマークしたのはアレン・アイバーソン以来史上2人目だった。次の試合も43点で「60点以上の直後に40点以上」も6人目の快挙。

 17年から4年連続でオールスターに選ばれ、19年オフにFAとなり4年1億4100万ドルのMAX契約でボストン・セルティックスに移籍した。
 
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