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NBA

エースが退団した王者ラプターズに代わり、バックスとシクサーズがイーストの本命に?【NBAカンファレンス展望】

杉浦大介

2019.11.09

大物の獲得はならなかったニックスだが、ランドルの加入は大きなプラス。チームはこの24歳のビッグマンを中心に据えて浮上を狙う。(C)Getty Images

大物の獲得はならなかったニックスだが、ランドルの加入は大きなプラス。チームはこの24歳のビッグマンを中心に据えて浮上を狙う。(C)Getty Images

 オフの大型補強には失敗したニックスだったが、その後にジュリアス・ランドル、ボビー・ポーティス、タージ・ギブソンといった地味ながらも評判の良い選手を獲得して何とかリカバリーした。ドラフト3位で入団したRJ・バレットの評判もまずまず。大躍進は考えにくいが、少しずつ勝ち星を増やしてチームの評判を回復させたいところだ。
 
 アキレス腱を断裂したジョン・ウォールの今季全休が濃厚なウィザーズは、キャンプインの時点でスタメン確実なのがブラッドリー・ビール、トーマス・ブライアントだけという状況だった。ルーキーの八村塁、2年目のトロイ・ブラウンJr.といった有望株の成長を見守るという楽しみはあるが、地元ファンはしばらく我慢の時間を強いられそうだ。

 ケンバ・ウォーカー、ジェレミー・ラムという主力を失ったホーネッツは低迷が濃厚。ニコラ・バトゥーム、コディ・ゼラーのようなベテランより、長期的視野でのチーム作りを考えて、ドゥエイン・ベーコン、マイルズ・ブリッジズ、マリーク・モンク、PJ・ワシントンといった将来性豊かな選手たちに長いプレー時間を与えるべきだろう。

 ディフェンスの弱体化が進む一方のキャブズは、カレッジで実績を残したジョン・ベイレインをHCに据えて再出発を切る。今季はコリン・セクストン、ダリウス・ガーランドといった若手の育成が主。ケビン・ラブ、トリスタン・トンプソンといったベテランはシーズン中に放出されるかもしれない。

文●杉浦大介

※ダンクシュート 2019-20シーズン NBAコンプリートガイドより転載。

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