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NBA

ウェバー、アデルマン、グリフィス…殿堂入り式典に登壇した3人の“サクラメント民”の地元愛<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.09.13

 アデルマンはポートランド・トレイルブレイザーズやヒューストン・ロケッツなど、計5チームで指揮を執ってきたのだが、キングスで最も長い8シーズンを指揮。624試合で395勝229敗(勝率63.3%)の成績を残している。

 また、この日殿堂入り式典に登壇したヨランダ・グリフィスは、WNBAのサクラメント・モナークスでキャリア11シーズンのうち9シーズンをプレーし、1999年にはルーキーながら平均18.8点、11.3リバウンド、2.5スティール、1.9ブロックの成績をマークしMVPを受賞。キャリアを通じて計7度のオールスター選出も飾った名選手だ。

「サクラメント。私はどうやってこの街に感謝の思いを口にすればいいの。私のことを抱きしめてくれるの?WNBAのベストなファンがいて、あなた方は私たちに目標を与えてくれたし、コート上でベストであり続けようとしてくれた。あなた方がいなければ、モナークスは存在しなかった」
 
 モナークスは2009年を最後にフランチャイズの歴史に幕を下ろしたものの、グリフィスはこのスピーチでもサクラメントへ多大な感謝の気持ちを述べていた。

 そしてウェバー、アデルマンが尽力したキングスは、2006年を最後にプレーオフから遠ざかっている。現在のチームにはディアロン・フォックスやハリソン・バーンズ、タイリース・ハリバートンといった有能な選手たちがいるだけに、一時代を築いたウェバーやアデルマンの殿堂入りを追い風に、今季こそポストシーズンへの扉をこじ開けてほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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