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NBA

八村塁が初3ポイント&キャリアハイの23得点!史上3位のハイスコアゲームでハーデンとのマッチアップも

秋山裕之

2019.10.31

ハーデン(左)&ウエストブルック(右)の強力デュオを止められず、ウィザーズは1点差で敗戦。(C)Getty Images

ハーデン(左)&ウエストブルック(右)の強力デュオを止められず、ウィザーズは1点差で敗戦。(C)Getty Images

 八村は残り8分4秒にコートへ戻ると、ブライアントのパスから4分50秒にレイアップを決め23得点目をマーク。その後はゴールを奪えなかったものの、最後までコートに立ちロケッツ相手に奮戦した。

 基本的に八村はタッカーとマッチアップしていたものの、速い展開に持ち込めなかった場合のロケッツはスイッチを多用したハーフコートオフェンスを展開していたため、残り3分10秒にはハーデンとトップ・オブ・ザ・キー付近で対峙。ファウルをしないように手をこまめに動かし、ハーデンの視界を遮ろうとするも、わずかな隙を突いてハーデンが十八番のステップバックスリーをヒット。八村のディフェンスも決して悪くなかったが、ハーデンがその上を行く見事なプレーでショットを沈めていた。
 
 ゲーム終盤はハーデン、ビールの両軍エースが交互に得点をあげる展開に。ウィザーズは第4クォーター中盤に2桁のリードを保っていたものの、ロケッツが着実に点差を縮めていく。その中心にいたのがラッセル・ウエストブルックだった。

 前半はゲームメークにフォーカスし、11アシストを記録していたウエストブルックは、残り4分7秒に3ポイントを決めると、ハーデンのステップバックスリーを挟んで今度はドライブで加点。1分25秒にはリバウンド争いからティップインを決めるなど、猛追するロケッツを力強く牽引した。

 そして残り58.6秒、ハーデンのパスからゴードンが3ポイントをリングに突き刺し、ついにロケッツが逆転。対するウィザーズはビールのバスケットカウントで再び2点のリードを奪うも、ウエストブルックが左サイドからウィザーズのディフェンス陣を切り裂いて3ポイントプレーをやり返し、再度ロケッツに1点のリードをもたらす。

 続くポゼッションで、ウィザーズはビールがゴードンの激しいディフェンスの前にボールをロスト。ファウルを受けたタッカーがフリースロー2本を着実に決め、残り13.9秒で差は3点に広がる。しかし8.1秒、ビールがお返しとばかりにタッカーから3ポイントファウルを誘発し、フリースローをすべて決め切ってまたも同点に追いついた。

 迎えたロケッツ最後のオフェンス、ハーデンがボンガのファウルを誘ってフリースローを獲得。落ち着いて1本目を沈めるも2本目を落とし、八村がリバウンドを奪う。ウィザーズはタイムアウトを使い切っていたためそのままドリブルで駆け上がろうとしたものの、ウエストブルックとハーデンに囲まれてターンオーバー。そのまま試合終了のブザーが鳴った。
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