ウィザーズは強豪ロケッツを相手に善戦したが、結果は158-159と最後は1点差に泣いた。それでも、若手中心のウィザーズが最後まで競い合えたことは、今後に向けてポジティブな経験になったはずだ。
キャリア4試合目となった八村は、40分30秒の出場で46得点を叩き出したビールに次ぐ35分31秒コートに立ち、自己ベストとなる23得点を奪取。FG成功率60.0%(9/15)、3ポイント(3/3)、とフリースロー(2/2)はすべて成功と、シュートを高確率で沈めていた。
加えて、ロケッツの得意とする3ポイント攻勢、ウエストブルックがリードするファーストブレイク、ハーデンを中心に繰り出すハーフコートオフェンスのなかで、オフェンシブ・リバウンドを2本奪い、自身のファウルも2回に抑えたことはまずまずの結果と言っていい。
その一方で、ハーデンのドライブをケアしようとマッチアップとの距離を空けてしまい、カペラにアリウープを許す場面も散見された。相手がハーデンだけに、単純に八村のミスと断言できるものではないが、今後の課題として受け止めるべきだろう。また、リバウンド争いでハーデンやウエストブルックに奪われてしまう場面も見られた。
これまでの3試合で、八村は出場時間帯における得失点差で+2、+10、-5という数字を残してきた。しかしこの日、23得点を奪いながら-12を記録してしまった背景には、こういった場面が重なったからと考えられる。
もっとも、ハーデンのポジショニングと予知能力、ウエストブルックの超人的な身体能力と動物的な勘は、NBA全体を見渡してもトップクラスにあるため、簡単に対応できることではない。
だが、超ハイスコアリングゲームのなかでプレーし、最後に悔しい思いをしてしまっただけに、今後八村がこれらの改善点を修正し、より的確なプレーを披露してくれることを大いに期待したい。
文●秋山裕之(フリーライター)
キャリア4試合目となった八村は、40分30秒の出場で46得点を叩き出したビールに次ぐ35分31秒コートに立ち、自己ベストとなる23得点を奪取。FG成功率60.0%(9/15)、3ポイント(3/3)、とフリースロー(2/2)はすべて成功と、シュートを高確率で沈めていた。
加えて、ロケッツの得意とする3ポイント攻勢、ウエストブルックがリードするファーストブレイク、ハーデンを中心に繰り出すハーフコートオフェンスのなかで、オフェンシブ・リバウンドを2本奪い、自身のファウルも2回に抑えたことはまずまずの結果と言っていい。
その一方で、ハーデンのドライブをケアしようとマッチアップとの距離を空けてしまい、カペラにアリウープを許す場面も散見された。相手がハーデンだけに、単純に八村のミスと断言できるものではないが、今後の課題として受け止めるべきだろう。また、リバウンド争いでハーデンやウエストブルックに奪われてしまう場面も見られた。
これまでの3試合で、八村は出場時間帯における得失点差で+2、+10、-5という数字を残してきた。しかしこの日、23得点を奪いながら-12を記録してしまった背景には、こういった場面が重なったからと考えられる。
もっとも、ハーデンのポジショニングと予知能力、ウエストブルックの超人的な身体能力と動物的な勘は、NBA全体を見渡してもトップクラスにあるため、簡単に対応できることではない。
だが、超ハイスコアリングゲームのなかでプレーし、最後に悔しい思いをしてしまっただけに、今後八村がこれらの改善点を修正し、より的確なプレーを披露してくれることを大いに期待したい。
文●秋山裕之(フリーライター)