【センター】
モーゼス・マローン(ピーターズバーグ高)
1955年3月23日生。208センチ・97キロ
ハイスクール成績:―
NBA成績:1455試合、平均20.3点、12.3リバウンド、1.3アシスト
ここは現役のドワイト・ハワードをはじめ、ジャーメイン・オニール、アマレ・スタッダマイアーら好選手の宝庫だが、実績ではマローンが彼らを圧倒している。バージニア州のピーターズバーグ高校から74年にABAのユタ・スターズに入団、50年代以降では初めて大学を経由しなかったプロ選手となる。
76-77シーズンからNBAへ移籍、「リバウンドは全部自分が取るつもりでいる」と言っていたように、79年はリーグトップの平均17.6本を奪取。オフェンシブ・リバウンドを取ってプットバックで得点する機会も多く、同年は24.8点でMVPを受賞した。81年から5年連続リバウンド王、ジャバーを凌ぐNBA最強センターとして君臨し、82年は31.1点、14.7リバウンドで2度目のMVP。
翌年ヒューストン・ロケッツからフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍し、3度目のMVPに輝くと同時に、プレーオフも全勝での優勝を宣言。実際に負けたのは1試合だけで、ファイナルMVPも受賞した。
【シックスマン】
ルー・ウィリアムズ(サウスグウィネット高)
1986年10月27日生。185センチ・79キロ
ハイスクール成績:―
NBA成績:1067試合、平均14.3点、2.2リバウンド、3.5アシスト
激戦区のセンターで洩れたハワードらの方が、選手としてはウィリアムズより上であるのは否めない。しかしシックスマンを選ぶとなれば話は別。ベンチ出場での通算1万3042点は史上1位、これも最多となる3回のシックスマン賞を受賞し、マーカス・モリス(ロサンゼルス・クリッパーズ)から「史上最高のシックスマン」と呼ばれた選手を外すわけにはいかないからだ。
ジョージア州のサウスグウィネット高校から、05年のドラフト2巡目15位(全体45位)でシクサーズに入団。1年目は平均1.9点とプロの壁にぶち当たったが、3年目にはシックスマンとして平均得点を2桁に乗せる。
その後も、ディフェンスに難があることもあって先発で起用されるようにはならなかった代わり、爆発的な得点力を買われ、ベンチメンバーとして重宝される。とりわけクリッパーズ在籍時の17-18シーズンは、平均22.6点をあげ2度目のシックスマン賞。翌年も20.0点で3度目の受賞を果たした。
文●出野哲也
モーゼス・マローン(ピーターズバーグ高)
1955年3月23日生。208センチ・97キロ
ハイスクール成績:―
NBA成績:1455試合、平均20.3点、12.3リバウンド、1.3アシスト
ここは現役のドワイト・ハワードをはじめ、ジャーメイン・オニール、アマレ・スタッダマイアーら好選手の宝庫だが、実績ではマローンが彼らを圧倒している。バージニア州のピーターズバーグ高校から74年にABAのユタ・スターズに入団、50年代以降では初めて大学を経由しなかったプロ選手となる。
76-77シーズンからNBAへ移籍、「リバウンドは全部自分が取るつもりでいる」と言っていたように、79年はリーグトップの平均17.6本を奪取。オフェンシブ・リバウンドを取ってプットバックで得点する機会も多く、同年は24.8点でMVPを受賞した。81年から5年連続リバウンド王、ジャバーを凌ぐNBA最強センターとして君臨し、82年は31.1点、14.7リバウンドで2度目のMVP。
翌年ヒューストン・ロケッツからフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍し、3度目のMVPに輝くと同時に、プレーオフも全勝での優勝を宣言。実際に負けたのは1試合だけで、ファイナルMVPも受賞した。
【シックスマン】
ルー・ウィリアムズ(サウスグウィネット高)
1986年10月27日生。185センチ・79キロ
ハイスクール成績:―
NBA成績:1067試合、平均14.3点、2.2リバウンド、3.5アシスト
激戦区のセンターで洩れたハワードらの方が、選手としてはウィリアムズより上であるのは否めない。しかしシックスマンを選ぶとなれば話は別。ベンチ出場での通算1万3042点は史上1位、これも最多となる3回のシックスマン賞を受賞し、マーカス・モリス(ロサンゼルス・クリッパーズ)から「史上最高のシックスマン」と呼ばれた選手を外すわけにはいかないからだ。
ジョージア州のサウスグウィネット高校から、05年のドラフト2巡目15位(全体45位)でシクサーズに入団。1年目は平均1.9点とプロの壁にぶち当たったが、3年目にはシックスマンとして平均得点を2桁に乗せる。
その後も、ディフェンスに難があることもあって先発で起用されるようにはならなかった代わり、爆発的な得点力を買われ、ベンチメンバーとして重宝される。とりわけクリッパーズ在籍時の17-18シーズンは、平均22.6点をあげ2度目のシックスマン賞。翌年も20.0点で3度目の受賞を果たした。
文●出野哲也