とはいえ、ウルブズ戦の不振を理由に、八村の評価が一気にダウンするわけではない。「前戦で受けたようなブロックは、プロでは当たり前のプレーだと理解できれば今後修正していけるだろう。我々が指示することは簡単だけど、自分自身で感じ取ってほしい。彼は賢いし、状況のなかで“すぐにダンクしなくてはいけない”と感じ取れれば、実行に移せるはずだ。ピストンズ戦ではしっかりと活躍してほしいね」と期待を寄せている。
「彼はルーキーなんだ。(不調は)別に驚くようなことじゃない。明日目が覚めた時、前の試合を忘れているといいね。そして練習に励んで、やり直せばいいんだ」とチームメイトのアイザイア・トーマスが語ったように、八村にはいい意味でウルブズ戦の不振を忘れて、また新たな姿勢でピストンズ戦に臨んでほしいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
文●秋山裕之(フリーライター)