その言葉通り、ペイサーズに入団してからの4シーズンで、ドマンタスは着実にステップアップしている。昨季は自己ベストの平均20.3点に加え、12.0リバウンド、6.7アシスト、リーグ5位の9回のトリプルダブルを記録。今季は第8週のイースタン・カンファレンス週間MVPにも選出された。
“パスもできるビッグマン”それこそドマンタスが理想とするプレーヤーだ。まさに、父アルビダスがそうだったように。
父と対談する企画があると、ドマンタスはしっかり目を合わせることができず、少し照れくさそうに伏し目がちなのだが、しかし全身から偉大な父への尊敬が滲み出ているのがなんとも微笑ましい。
その息子に父は「いいか、とにかく練習、練習、練習あるのみ。成功するには、それしかないんだぞ!」と激励の言葉を送るのだ。
サボニス家は家族仲が良いことでも有名で、20年にドマンタスが初めてオールスターに出場した際も、親戚揃って開催地のシカゴに駆けつけた。サボニス邸の敷地内には『SABO CAVE』(サボの洞窟)と名付けたプレールームがあり、時々、父は友人を呼んで巨大テレビでスポーツ観戦をしているそうだが、もちろんドマンタスの試合もチェックしている。
『SABONIS』という苗字とともに、父がポートランド・トレイルブレイザーズで着用していた背番号『11』を背負っているのが、ドマンタスの誇りだ。
しかし同時に「この名前だからではなく、自分自身の活躍で認められること」も目標に掲げている。
素朴で謙虚で、誰からも好かれるスーパースターの二世プレーヤーは、まだ25歳。ペイサーズのDNAを継承する選手となるのか、新天地での新たな挑戦に向かうのか。どちらにしても、彼は確実に、自分のパフォーマンスで、NBAでの道を切り開いている。
文●小川由紀子
“パスもできるビッグマン”それこそドマンタスが理想とするプレーヤーだ。まさに、父アルビダスがそうだったように。
父と対談する企画があると、ドマンタスはしっかり目を合わせることができず、少し照れくさそうに伏し目がちなのだが、しかし全身から偉大な父への尊敬が滲み出ているのがなんとも微笑ましい。
その息子に父は「いいか、とにかく練習、練習、練習あるのみ。成功するには、それしかないんだぞ!」と激励の言葉を送るのだ。
サボニス家は家族仲が良いことでも有名で、20年にドマンタスが初めてオールスターに出場した際も、親戚揃って開催地のシカゴに駆けつけた。サボニス邸の敷地内には『SABO CAVE』(サボの洞窟)と名付けたプレールームがあり、時々、父は友人を呼んで巨大テレビでスポーツ観戦をしているそうだが、もちろんドマンタスの試合もチェックしている。
『SABONIS』という苗字とともに、父がポートランド・トレイルブレイザーズで着用していた背番号『11』を背負っているのが、ドマンタスの誇りだ。
しかし同時に「この名前だからではなく、自分自身の活躍で認められること」も目標に掲げている。
素朴で謙虚で、誰からも好かれるスーパースターの二世プレーヤーは、まだ25歳。ペイサーズのDNAを継承する選手となるのか、新天地での新たな挑戦に向かうのか。どちらにしても、彼は確実に、自分のパフォーマンスで、NBAでの道を切り開いている。
文●小川由紀子