【センター】
ラルー・マーティン
1950年3月30日生。211cm・94kg
1972年ドラフト1位
キャリアスタッツ:271試合、平均5.3点、4.6リバウンド、0.7アシスト
ベネット以前、ドラフト史上最大の失敗と言えばこの選手だった。ロヨラ・シカゴ大から1972年1位指名でポートランド・トレイルブレイザーズに入団。大学では3年間で平均18.2リバウンドを奪っていたが、個人賞やオール・カンファレンスなどの選出経験はなし。UCLAと対戦した際、当時大学最高のセンターだったビル・ウォルトン(2年後ブレイザーズに1位で入団する)と互角に渡り合った点を評価されての1位指名だった。
だが、当時のヘッドコーチが求めるプレーをこなせず、あろうことか3巡目指名の同期生ロイド・ニールに先発センターの座を奪われてしまう。ブレイザーズでは平均5.3点、4.6リバウンドにとどまり、6年契約の4年目で放出。その後いくつかの球団に所属したが、1試合も出ることはなかった。
なお、当時のチーフスカウトだったスチュ・インマンは、12年後のドラフトではGM(ゼネラルマネージャー)としてサム・ブーイを2位指名し、マイケル・ジョーダンを獲得し損なう大失敗を再び犯している。
文●出野哲也
【PHOTO】オラジュワン、ジョーダン、バークレー、ペニー……NBAの歴史を彩った偉大なレジェンド特集!
ラルー・マーティン
1950年3月30日生。211cm・94kg
1972年ドラフト1位
キャリアスタッツ:271試合、平均5.3点、4.6リバウンド、0.7アシスト
ベネット以前、ドラフト史上最大の失敗と言えばこの選手だった。ロヨラ・シカゴ大から1972年1位指名でポートランド・トレイルブレイザーズに入団。大学では3年間で平均18.2リバウンドを奪っていたが、個人賞やオール・カンファレンスなどの選出経験はなし。UCLAと対戦した際、当時大学最高のセンターだったビル・ウォルトン(2年後ブレイザーズに1位で入団する)と互角に渡り合った点を評価されての1位指名だった。
だが、当時のヘッドコーチが求めるプレーをこなせず、あろうことか3巡目指名の同期生ロイド・ニールに先発センターの座を奪われてしまう。ブレイザーズでは平均5.3点、4.6リバウンドにとどまり、6年契約の4年目で放出。その後いくつかの球団に所属したが、1試合も出ることはなかった。
なお、当時のチーフスカウトだったスチュ・インマンは、12年後のドラフトではGM(ゼネラルマネージャー)としてサム・ブーイを2位指名し、マイケル・ジョーダンを獲得し損なう大失敗を再び犯している。
文●出野哲也
【PHOTO】オラジュワン、ジョーダン、バークレー、ペニー……NBAの歴史を彩った偉大なレジェンド特集!