【センター】
ウィルト・チェンバレン
1936年8月21日生(1999年10月12日没)。216cm・125kg
キャリアスタッツ:1045試合(欠場82試合)、平均30.1点、22.9リバウンド、4.4アシスト
史上最高のスコアリングマシンは、69-70シーズンに12試合しか出なかった(70試合欠場)ので、通算出場率は92.7%まで下がる。それでもベスト5に選出したのは、試合数だけでなく「出場時間」を考慮したため。
平均出場時間でリーグ1位に立つこと9回、とりわけ61-62シーズンは48.5分。フルタイムの48分を超えているのはオーバータイムの試合があったからだが、最も少ない年でも42.1分、通算では45.8分も出ていたのだから、今の選手たちとは比べものにならない。それくらいチームにとって頼りになる存在であって、また生涯一度もファウルアウトを経験しなかった。
ただ、一見偉業のように思えるけれども、この記録にこだわるあまり熱心にディフェンスしなかったという側面もあって、手放しでは褒められない。50年代の名センター、ジョニー・カーは1年目から11年連続フル出場し、844試合連続出場は82年まで最多記録。通算1611試合で史上1位のロバート・パリッシュは、フル出場が2回だけだったので選外とした。
【シックスマン】
AC・グリーン
1963年10月4日生。206cm・100kg
キャリアスタッツ:1278試合(欠場3試合)、平均9.6点、7.4リバウンド、1.1アシスト
通算1278試合に出場し、休んだのはキャリア2年目の86-87シーズンの3試合だけ、出場率は99.8%でもちろん1位。86年11月からスタートした連続出場は、ダラス・マーベリックス時代の97年11月20日に907試合となってスミスを超えた。MLBの連続試合出場記録保持者カル・リプケンも駆けつけ、新記録を祝福した。
最終的にはABA/NBA合計での記録だったロン・ブーンの1041試合も更新。2001年に引退した時点で1192試合まで伸ばした。スター選手でも適度な休養を取るのが当たり前となった現状を踏まえると、今後塗り替えられる可能性は極めて低い。敬虔なクリスチャンで、強い信仰心に支えられた勤勉さ、不摂生と無縁の暮らしがあってこその大記録だろう。
ロサンゼルス・レイカーズの“ショータイム”時代後半を支え、89-90シーズンに唯一のオールスター出場。得点力はさほどでもなかったが、リバウンドに強くオフェンシブ・リバウンド3354本は史上19位。89年はオールディフェンシブ2ndチームに選ばれている。
文●出野哲也
ウィルト・チェンバレン
1936年8月21日生(1999年10月12日没)。216cm・125kg
キャリアスタッツ:1045試合(欠場82試合)、平均30.1点、22.9リバウンド、4.4アシスト
史上最高のスコアリングマシンは、69-70シーズンに12試合しか出なかった(70試合欠場)ので、通算出場率は92.7%まで下がる。それでもベスト5に選出したのは、試合数だけでなく「出場時間」を考慮したため。
平均出場時間でリーグ1位に立つこと9回、とりわけ61-62シーズンは48.5分。フルタイムの48分を超えているのはオーバータイムの試合があったからだが、最も少ない年でも42.1分、通算では45.8分も出ていたのだから、今の選手たちとは比べものにならない。それくらいチームにとって頼りになる存在であって、また生涯一度もファウルアウトを経験しなかった。
ただ、一見偉業のように思えるけれども、この記録にこだわるあまり熱心にディフェンスしなかったという側面もあって、手放しでは褒められない。50年代の名センター、ジョニー・カーは1年目から11年連続フル出場し、844試合連続出場は82年まで最多記録。通算1611試合で史上1位のロバート・パリッシュは、フル出場が2回だけだったので選外とした。
【シックスマン】
AC・グリーン
1963年10月4日生。206cm・100kg
キャリアスタッツ:1278試合(欠場3試合)、平均9.6点、7.4リバウンド、1.1アシスト
通算1278試合に出場し、休んだのはキャリア2年目の86-87シーズンの3試合だけ、出場率は99.8%でもちろん1位。86年11月からスタートした連続出場は、ダラス・マーベリックス時代の97年11月20日に907試合となってスミスを超えた。MLBの連続試合出場記録保持者カル・リプケンも駆けつけ、新記録を祝福した。
最終的にはABA/NBA合計での記録だったロン・ブーンの1041試合も更新。2001年に引退した時点で1192試合まで伸ばした。スター選手でも適度な休養を取るのが当たり前となった現状を踏まえると、今後塗り替えられる可能性は極めて低い。敬虔なクリスチャンで、強い信仰心に支えられた勤勉さ、不摂生と無縁の暮らしがあってこその大記録だろう。
ロサンゼルス・レイカーズの“ショータイム”時代後半を支え、89-90シーズンに唯一のオールスター出場。得点力はさほどでもなかったが、リバウンドに強くオフェンシブ・リバウンド3354本は史上19位。89年はオールディフェンシブ2ndチームに選ばれている。
文●出野哲也
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