■オリー、スプリーウェルなど記憶に残る個性派も輩出
この年のドラフトは、トップ3に強烈な光が当たりすぎたせいか、そのほかの選手の存在感が希薄なイメージもあるが、決してそんなことはない。数奇なキャリアを送った者、玄人受けするいぶし銀など、記憶に残る多くの個性派タレントを輩出しているのだ。その中から、特に印象深い選手を数人ピックアップしてみたい。
●4位:ジム・ジャクソン(マブズ)/オールスター級の実力を持ちながら、コート外でのトラブルや起用法をめぐる諍いが絶えず、キャリアを通じて移籍を繰り返した〝ミスター・ジャーニーマン”。14年間で在籍12チームはNBAタイ記録。
●11位:ロバート・オリー(ロケッツ)/3つのチームで優勝に貢献したリーグ史に残るクラッチシューター。7回の優勝は、1950~70年代のセルティックス黄金期以外の選手では最多。通称〝ビッグショット・ロブ”。
●12位:ハロルド・マイナー(ヒート)/ダンクコンテストで2度王者に輝き、一躍スターダムに。〝ベビー・ジョーダン”のニックネームで人気を博したが、プレッシャーに勝てず、またヒザの故障もたたり、わずか4年でリーグからドロップアウト。
●14位:マリック・シーリー(ペイサーズ)/ケビン・ガーネットのアイドルにして親友。ウルブズ時代の2000年、ガーネットの誕生パーティーの帰路に自動車事故に遭い、帰らぬ人に。
●24位:ラトレル・スプリーウェル(ウォリアーズ)/天然の野生児にして問題児。練習中にHCの首を絞めるという前代未聞の暴行事件を起こし、82試合の出場停止処分を受ける。オールスター選出4回は、シャックとモーニングに次ぐ多さ。
最後に、1992年のドラフトにまつわるこぼれ話をひとつ。2015年3月、オーランドの地元紙『オーランド・センティネル』が報じたマジックの逸話が凄い。シャック1位指名の舞台裏で、一歩間違えばその後のNBAの勢力図を塗り替えるレベルのトラブルが起きかけていたのだという。
この年のドラフトは、トップ3に強烈な光が当たりすぎたせいか、そのほかの選手の存在感が希薄なイメージもあるが、決してそんなことはない。数奇なキャリアを送った者、玄人受けするいぶし銀など、記憶に残る多くの個性派タレントを輩出しているのだ。その中から、特に印象深い選手を数人ピックアップしてみたい。
●4位:ジム・ジャクソン(マブズ)/オールスター級の実力を持ちながら、コート外でのトラブルや起用法をめぐる諍いが絶えず、キャリアを通じて移籍を繰り返した〝ミスター・ジャーニーマン”。14年間で在籍12チームはNBAタイ記録。
●11位:ロバート・オリー(ロケッツ)/3つのチームで優勝に貢献したリーグ史に残るクラッチシューター。7回の優勝は、1950~70年代のセルティックス黄金期以外の選手では最多。通称〝ビッグショット・ロブ”。
●12位:ハロルド・マイナー(ヒート)/ダンクコンテストで2度王者に輝き、一躍スターダムに。〝ベビー・ジョーダン”のニックネームで人気を博したが、プレッシャーに勝てず、またヒザの故障もたたり、わずか4年でリーグからドロップアウト。
●14位:マリック・シーリー(ペイサーズ)/ケビン・ガーネットのアイドルにして親友。ウルブズ時代の2000年、ガーネットの誕生パーティーの帰路に自動車事故に遭い、帰らぬ人に。
●24位:ラトレル・スプリーウェル(ウォリアーズ)/天然の野生児にして問題児。練習中にHCの首を絞めるという前代未聞の暴行事件を起こし、82試合の出場停止処分を受ける。オールスター選出4回は、シャックとモーニングに次ぐ多さ。
最後に、1992年のドラフトにまつわるこぼれ話をひとつ。2015年3月、オーランドの地元紙『オーランド・センティネル』が報じたマジックの逸話が凄い。シャック1位指名の舞台裏で、一歩間違えばその後のNBAの勢力図を塗り替えるレベルのトラブルが起きかけていたのだという。