専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

シャック、モーニング、そしてレイトナー。明暗分かれた1992年組に神様が与えた粋な巡り合わせ【NBAドラフト史】

大井成義

2019.11.25

スタッツは平凡だったオリーだが無類の勝負強さを誇り、大事な場面でビッグショットを連発。チームを何度も救った(C)Getty Images

スタッツは平凡だったオリーだが無類の勝負強さを誇り、大事な場面でビッグショットを連発。チームを何度も救った(C)Getty Images

 ドラフト当日、マジックは当時の本拠地オーランド・アリーナでシャック獲得のイベントを大々的に執り行なった。大掛かりなセットを組み、詰めかけた1万人のファンが見守るなか、壇上では当時のパット・ウィリアムズGMがドラフト会場と結ばれた通信システムを通じて、シャック1位指名をドラマチックにアナウンスする、というシナリオが描かれていた。

 促されてから、選択選手を告げるまでの持ち時間は5分。ところが、この土壇場で回線が繋がらないというトラブルが発生する。技術者たちが慌てて復旧作業にあたる間も、時計の針は進んでいく。時間内に指名選手を告げることができなければ、指名権は2位のホーネッツに移り、シャックは間違いなく獲られてしまうだろう。
 
 ウィリアムズはパニックに陥っていた。無情にも時は進み、残り時間は1分。その時、当時チームのPR担当だった20代のアレックス・マーティンズが、落ち着いた様子で大きな携帯電話を取り出した。彼はその革靴のような携帯でドラフト会場と電話を繋ぎ、シャックの名を告げたのだという。時計の針は残り30秒を指していた。

 そのマーティンズは現在、マジックの最高経営責任者を務めている。

文●大井成義

【PHOTO】美女揃い!妖艶ダンスで人々を魅了するNBAのチアリーダー特集!

※『ダンクシュート』2015年10月号より転載。

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号