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NBA

バスケットボールアナリストの佐々木クリスがプレーオフの見どころを語る!八村塁は「レイカーズのキーマン」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.04.11

SGAを中心に伸びしろのある若手が揃うサンダー。クリス氏は「50勝するとは思っていなかった」という。(C)Getty Images

SGAを中心に伸びしろのある若手が揃うサンダー。クリス氏は「50勝するとは思っていなかった」という。(C)Getty Images

――17日からプレーイン・トーナメントが始まり、21日からはプレーオフに突入します。クリスさんが注目している選手を教えてください。

クリス:イースタン・カンファレンスだと、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードです。出場1分あたり1点以上を超える得点力は、現代バスケでは考えられません。現1位のセルティックスにとって1番の天敵となりそうなのがエンビードです。2人目はミルウォーキー・バックスのデイミアン・リラード。ヤニス・アデトクンボとコンビ結成1年目で本領発揮できるか楽しみです。

 そして意外とオーランド・マジックが下克上を起こすのではないかと注目しています。特にパオロ・バンケロは要チェックです。現代的なオールラウンダーで、次世代のレブロン・ジェームズに近い要素を持っています。2シーズン目で、しかもパワーフォワードで攻撃を牽引するのは、類まれなる支配力やプレーの読みを持っていると思います。プレーオフになると、バンケロのような大柄なサイズで何でもこなせるフォワード選手が重宝されます。ディフェンスも良いリーダーであるバンケロが、彼らに少し足りないオフェンスの部分で突き抜ける何かを見せてくれるとマジックは台風の目になると思います。
 
――次にウエスタン・カンファレンスの注目選手を教えてください。

クリス:上位チームについては先ほど話した通りですが、やっぱりロサンゼルス・レイカーズのレブロンとゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーですね。レブロンが39歳、カリーは36歳。この年齢で彼らがプレーしていることに感謝して、噛み締めています。彼らが見せるパフォーマンスの生き証人となれること自体が、僕のひとつの大きな喜びになっています。

――八村塁も所属するレイカーズについてお聞かせください。レイカーズはプレーイン・トーナメントに出場すると思われますが、プレーオフで勝ち進んでいくためには、どのような戦い方をすればよいでしょうか。

クリス:2020年にレブロンとアンソニー・デイビスで優勝した時は相手を飲み込む運動能力とディフェンス能力で、そこからファーストブレイクで勝つチームという印象があったと思います。デイビスがいるチームは常にディフェンスのチームと思っていて、どれだけそのディフェンスのポテンシャルが発揮できるかっていうのをずっと考えてきましたが、実は今シーズンのレイカーズは2月に入ってからオフェンスがリーグ2位に到達しているぐらいオフェンシブなチームに変貌しました。

 さらに2月以降だと3ポイント成功率は1位がボストンの40.6%で、2位がレイカーズの40%です。この爆発的なハイパーオフェンスを維持するためには、3ポイントが必要不可欠です。デイビスとレブロンの2人合わせたペイント内の得点が1試合で25~30点。ただそのペイントの煩雑さとか、相手がペイントに集中して守るのを解消するためには、ディフェンスを広げないといけない。
 
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