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NBA

「キャリアが終わったと思った」数々の苦難を乗り越え、最強のシックスマンへと上り詰めたルー・ウィリアムズ

ダンクシュート編集部

2020.01.09

今季も絶好調のウィリアムズは、史上最多となる4度目のシックスマン賞受賞も視野に入る。(C)Getty Images

今季も絶好調のウィリアムズは、史上最多となる4度目のシックスマン賞受賞も視野に入る。(C)Getty Images

 19年3月11日(日本時間12日、日付は以下同)のボストン・セルティックス戦では34得点をマークし、途中出場からの通算得点で1万1154点に到達。ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の父親であるデル・カリー(元シャーロット・ホーネッツほか)の通算1万1147得点の記録を更新し、ベンチプレーヤーの史上最多得点者に踊り出た。

 昨プレーオフではケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)に「今夜のルー・ウィリアムズを止めるのは簡単じゃない」と言わしめ、今年1月5日のニューヨーク・ニックス戦では、途中出場から20得点以上を奪った試合が200に到達し、こちらもNBA記録を樹立。そんな頼れるシックスマンに対し、クリッパーズの指揮官を務めるドック・リバースは「ルーはキャリアのすべてでその役割(リザーブ)を受け入れてきた。素晴らしいプレーヤーであり、驚異的なリーダーだ」と賛辞を惜しまない。
 
 米バスケ専門誌『SLAM』は、19年7月号の表紙にウィリアムズを起用し、”Underground GOAT”というキャッチフレーズを命名。「ルー・ウィリアムズはどういうわけか過小評価され、尊敬されている。彼は傲慢であり、謙虚だ。彼は若くもあり、年老いてもいる。彼はとてものんびり屋であり、暗殺者だ」と説明書きを添えていた。”Underground GOAT”は今や、ウィリアムズのニックネームとして選手間でも定着しつつある。本人はこの言葉の意味について次のように語っている。

「俺はスーパースターに次ぐGOAT(Greatest Of All Timeの略。史上最高の意)。みんなにとってお気に入りの選手さ」

 息子に”Syx(シックス)”と命名するほど“シックスマン精神”に溢れる男が、チームメイトや他のNBA選手からリスペクトを受けるのは必然と言っていい。今季、史上最多となる4度目のシックスマン賞に輝いた時、ウィリアムズは正真正銘の「最強シックスマン」となるだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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