約2年間に及ぶ予選をともに戦い、本戦出場を勝ち取ったチームにはケミストリーも芽生えている。一方、NBAで長いシーズンを送った選手は、心身ともにコンディションが十分でない場合もある。近年は、オフにしっかり体を休めたいという理由で、国際トーナメントを回避するNBA組も増えつつあるが、出場可能であれば、コーチ陣はビッグマッチ慣れしている点や、クラッチプレーヤーとなれる素質、相手チームの脅威となる存在であることなどを総合的に評価し、本戦にはNBAやユーロリーグ勢を優先させることが多い。
しかし最終ロースターから漏れることになっても、代表チームで国際マッチを経験することは、選手本人にとっても、代表クラスの人材を育てたい協会側にとっても有益だ。FIBA公式サイトのレギュラーライター、デイブ・ハインも「多くのポジティブな点があった」と高評価したように、新たな予選システムは、長期的な視点で競技の発展につながりそうな可能性を感じさせた。
6月に行なわれる東京五輪最終予選の出場国は、今回の最終ラウンドで、自軍だけでなく対戦相手の仕上がり具合もチェックしたことだろう。また予選が近づいたら、各国の注目選手についても取り上げていきたい。
文●小川由紀子
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
しかし最終ロースターから漏れることになっても、代表チームで国際マッチを経験することは、選手本人にとっても、代表クラスの人材を育てたい協会側にとっても有益だ。FIBA公式サイトのレギュラーライター、デイブ・ハインも「多くのポジティブな点があった」と高評価したように、新たな予選システムは、長期的な視点で競技の発展につながりそうな可能性を感じさせた。
6月に行なわれる東京五輪最終予選の出場国は、今回の最終ラウンドで、自軍だけでなく対戦相手の仕上がり具合もチェックしたことだろう。また予選が近づいたら、各国の注目選手についても取り上げていきたい。
文●小川由紀子
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