イタリアにおける夏の移籍マーケット閉幕が現地時間９月１日20時（日本時間２日３時）に迫るなか、ミランとユベントスが大きな動きを見せた。

　伊紙『Gazzetta dello Sport』によると、ミランがマルセイユのアドリアン・ラビオに急接近。「両クラブは30日夜から連絡を取り合っている。ミランはマルセイユにボーナスを含めて1000万ユーロ（約17.2億円）を支払うつもりだ。これはマッシミリアーノ・アッレーグリ監督の要望だ」と伝えた。

「ミランとマルセイユは実質的に合意に達している。複雑な条件のボーナスを含めて、マルセイユは1000万ユーロを受け取る。ラビオの母親で代理人でもあるヴェロニク・ラビオは移籍金の一部を受け取る権利を持っている。あとは詳細を詰める段階だ」

　アッレーグリ監督とラビオをユベントス時代の師弟関係。指揮官が獲得を求めたフランス代表MFは、伊紙『Tuttosport』によると、ミランと４年契約を結ぶ見込み。年俸は500万ユーロ（約8.6億円）になるようだ。
  　またユベントスも新戦力を獲得する。伊紙『Gazzetta dello Sport』は、「ランダル・コロ・ムアニを巡るパリ・サンジェルマンとの交渉が決裂した後、ユベントスはライプツィヒのベルギー代表FW、ロイス・オペンダを電撃的に獲得する」と報じた。すでにオペンダはイタリア入りし、メディカルチェックを受けている。

「11時にミラノ・リナーテ空港に到着したオペンダは、メディカルチェックを受けるためにトリノに移動した。オペンダは買取オプション付きレンタルでユベントスに加入する見込みで、一定の条件が満たされた場合に買取となる。オペンダは年俸420万ユーロ（約7.2億円）、2030年までの契約でユベントスと合意している」

　ユベントスは25年１月にパリSGからレンタルで獲得したコロ・ムアニの完全移籍を狙っていたが、パリSGとの交渉が決裂。その後、代役のオペンダを素早く獲得したことから、伊紙『Tuttosport』は「ユベントスが躍進」、『Corriere dello Sport』は「ユベントスの素晴らしい勝利」などと報じた。

構成●THE DIGEST編集部

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