■中盤&トップ下は実力者3人の同時退団がありうる
怪我でほぼピッチに立てず、期待を裏切り続けているポグバは、21年6月で切れる契約の延長オファーに応じるつもりはないようだ。大物代理人ライオラと契約を結んだリンガード、イタリア行きが噂されるボスマンのマティッチも移籍に傾きつつある中盤からトップ下は、実力者3人の同時退団が濃厚。1月加入のB・フェルナンデスが早くもフィットしているとはいえ、補強の優先順位が最も高いセクションだ。
選手層に不安を抱えるウイングとCFも強化の対象。両ポジションに対応する逸材グリーンウッドの成長次第では補強を見送る可能性もあるだろう。1月にハーランド獲りに失敗したCFは、レンタルで迎えたイガロの完全移籍も視野に入れながら「9番タイプ」を引き続きリサーチしていく構えだ。
1年目のマグワイアが大黒柱に君臨するCBは、故障による長期の離脱から復活したバイリーがトップフォームを取り戻せるかが大きなポイント。精彩を欠く場合は、大金投下がありうる。
◆最重要強化ポイント:ポグバに代わる中盤かトップ下の即戦力
トップ下に狙うのが、株価を急騰させているグレイリッシュ。本命だったマディソンがレスターと契約延長に向けて話を進め始めたため、ターゲットを切り替えた。契約解除金4500万ユーロをアストン・ビラに全額支払う用意があるという。急浮上しているのは、ポグバの獲得を画策するユーベからトレード要員としてラムジー、あるいはマテュイディを引き出すプランだ。セントラルMFは他にダイアー(トッテナム)やチアゴ(バイエルン)にも狙いを定めている。
◆強化ポイント2:ファイナルサードの質を高めるアタッカー
スールシャール監督が求めているのは、独力で局面を打開できるドリブラータイプ。かねてから熱視線を送るサンチョは、若く野心的なタレントを軸に据えて新時代を築こうとしているクラブのコンセプトにも合致する理想のターゲットだ。ウルブスで評価を高めているポルトガル代表のジョッタ(23歳)にも関心を寄せている。
◆強化ポイント3:フィニッシュワークに長けた9番タイプ
冬に迎えた30歳のイガロは急場しのぎの一手であり、シーズン終了後の退団がおそらく既定路線。得点力に長けたストライカーの獲得に、改めて動くだろう。スカウトを重ねている新戦力候補が、ヘントでブレイク中のデイビッド。ベルギー・リーグの得点ランクでトップを走る逸材で、左右両足から放つ強力なシュートが持ち味だ。
◆強化ポイント4:最終ラインにクオリティーをもたらすワールドクラスのCB
バイリーが完全復活を遂げれば、マグワイア、リンデロフ、ジョーンズに万能型の逸材トゥアンゼベを加えた5人体制とCBは供給過多ながら、クリバリのクオリティーはやはり魅力的だ。今夏はナポリが売却に動く可能性が高く引き続き動向を追う。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年3月19日号より転載
怪我でほぼピッチに立てず、期待を裏切り続けているポグバは、21年6月で切れる契約の延長オファーに応じるつもりはないようだ。大物代理人ライオラと契約を結んだリンガード、イタリア行きが噂されるボスマンのマティッチも移籍に傾きつつある中盤からトップ下は、実力者3人の同時退団が濃厚。1月加入のB・フェルナンデスが早くもフィットしているとはいえ、補強の優先順位が最も高いセクションだ。
選手層に不安を抱えるウイングとCFも強化の対象。両ポジションに対応する逸材グリーンウッドの成長次第では補強を見送る可能性もあるだろう。1月にハーランド獲りに失敗したCFは、レンタルで迎えたイガロの完全移籍も視野に入れながら「9番タイプ」を引き続きリサーチしていく構えだ。
1年目のマグワイアが大黒柱に君臨するCBは、故障による長期の離脱から復活したバイリーがトップフォームを取り戻せるかが大きなポイント。精彩を欠く場合は、大金投下がありうる。
◆最重要強化ポイント:ポグバに代わる中盤かトップ下の即戦力
トップ下に狙うのが、株価を急騰させているグレイリッシュ。本命だったマディソンがレスターと契約延長に向けて話を進め始めたため、ターゲットを切り替えた。契約解除金4500万ユーロをアストン・ビラに全額支払う用意があるという。急浮上しているのは、ポグバの獲得を画策するユーベからトレード要員としてラムジー、あるいはマテュイディを引き出すプランだ。セントラルMFは他にダイアー(トッテナム)やチアゴ(バイエルン)にも狙いを定めている。
◆強化ポイント2:ファイナルサードの質を高めるアタッカー
スールシャール監督が求めているのは、独力で局面を打開できるドリブラータイプ。かねてから熱視線を送るサンチョは、若く野心的なタレントを軸に据えて新時代を築こうとしているクラブのコンセプトにも合致する理想のターゲットだ。ウルブスで評価を高めているポルトガル代表のジョッタ(23歳)にも関心を寄せている。
◆強化ポイント3:フィニッシュワークに長けた9番タイプ
冬に迎えた30歳のイガロは急場しのぎの一手であり、シーズン終了後の退団がおそらく既定路線。得点力に長けたストライカーの獲得に、改めて動くだろう。スカウトを重ねている新戦力候補が、ヘントでブレイク中のデイビッド。ベルギー・リーグの得点ランクでトップを走る逸材で、左右両足から放つ強力なシュートが持ち味だ。
◆強化ポイント4:最終ラインにクオリティーをもたらすワールドクラスのCB
バイリーが完全復活を遂げれば、マグワイア、リンデロフ、ジョーンズに万能型の逸材トゥアンゼベを加えた5人体制とCBは供給過多ながら、クリバリのクオリティーはやはり魅力的だ。今夏はナポリが売却に動く可能性が高く引き続き動向を追う。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年3月19日号より転載