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海外サッカー

【夏の移籍を超先取り展望】レアル・マドリーはベイルの退団が濃厚。ベンゼマの後継者になりうるCFは?

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2020.03.29

レアル・マドリーの基本フォーメーション。(C)Getty Images

レアル・マドリーの基本フォーメーション。(C)Getty Images

■戦力として計算しにくいベイルは夏の退団が濃厚か

 25節を消化したラ・リーガでわずか2ゴールと大きく期待を裏切ったヨビッチは、1年でマドリーを去る可能性が高い。ウェストハムや、冬にも獲得に動いたミランが興味を示している。 

 レギュラークラスで今夏の退団が濃厚なのはベイルだろう。単発での活躍こそあったが継続性がなく、相変わらず怪我による欠場も多い。これほど戦力として計算しにくい選手を、ジダン監督がこのままチームに置いておくとはさすがに考えにくい。

 逆にここまで安定した活躍を見せているベンゼマ、カゼミーロ、クルトワ、ヴァランヌあたりは残留が確定的だ。また、本格ブレイクを遂げたバルベルデ、マルセロ不在の穴をきっちり埋めたメンディ、欧州1年目とは思えない落ち着き払ったプレーを見せたロドリゴも、残留で間違いないだろう。 

 難しいのは、ハメスやイスコ、クロースといったMF陣。モドリッチは尻上がりに調子を上げたが、数人を放出してポグバ獲りに動く可能性もある。
 
◆最重要強化ポイント:ベンゼマの後継者になりうるワールドクラスのCF

 インテルのラウタロにも興味を示していると言われていたが、これは宿敵バルサとの交渉に横やりを入れる意味合いが強く、ペレス会長とジダン監督の本命はパリSGのエムバペ。実現すれば、ベンゼマの後継者問題が一気に解決するうえ、得点力不足も解消する。およそ1年前、エムバペ本人は、「あと1年はパリSGでプレーする」と述べていただけに、このタイミングで動く可能性は否定できない。

◆強化ポイント2:退団濃厚なベイルに代わるウイングのレギュラークラス

 テクニカルなディバラを筆頭に、スピードスターのサンチョ、パワータイプのトラオレと、ベイルに代わる新ウイング候補の顔ぶれは実に多彩だ。さらに、FFP違反により欧州の舞台から締め出されそうなマンチェスター・Cのウインガー、スターリングも、有力な候補のひとりと言われている。いずれも即戦力となれる実力者だが、可能性が高いのは昨夏も退団説が流れたディバラか。

◆強化ポイント3:中盤の核となれる世界的なインサイドハーフ

 マンチェスター・Uからの退団が噂されるポグバが大本命。ジダン監督とは相思相愛の関係とも言われているだけに、獲得の可能性は低くない。なお、ポグバ自身が古巣のユベントスに復帰する道を選んだ場合の次善の策として、ナポリのファビアン、アヤックスのファン・デベークらの名前が挙がっている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年3月19日号より転載
 
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