■目玉候補はザネとハベルツ。レンタル組は退団濃厚
退団が有力視されるのはレンタル組のコウチーニョとペリシッチ。大きな期待に応えられていない前者も、怪我と年齢がネックの後者も夏にはミュンヘンを離れるだろう。怪我人続出の急場をしのぐため、冬に緊急補強したオドリオソラも返却が濃厚だ。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』はさらにボアテング、トリソ、ハビ・マルティネス、ウルライヒとの別れも予想する。
彼らの去就云々を抜きに、確実に実施しそうなのがザネ獲りのオペレーション。このドイツ人スター獲得は昨夏からの持ち越し課題となっている。もうひとりの補強の目玉候補はハベルツだ。コウチーニョの買い取りに巨費を投じるより、将来性十分のこの超逸材に資金を回したいのがバイエルン幹部の本音だろう。さながら野戦病院と化した最終ラインの強化にも動きそうで、ボアテングとオドリオソラに代わるCBと右SBの実力者を手中に収めるか。なお、近未来の正GK候補としてシャルケのニュベル加入が内定している。
◆最重要強化ポイント:怪我がちのコマンを凌駕するワールドクラスのウイング
ワールドクラスへの階段を着実に上がるニャブリはともかく、コマンはいまだ“ロベリ”の後継者たりえる働きを継続的にこなせていない。相変わらず怪我が多いこのスピードスターに全幅の信頼は寄せられず、フロントはザネへの関心を抱き続けている。同時に失っていないのがヴェルナーへの興味。ウイングでハイレベルに機能するだけでなく、レバンドフスキの負担を減らすCFとしても期待できる。
◆強化ポイント2:ジューレやリュカと遜色のないCB
どちらも怪我に苦しむシーズンを送っているものの、本来はリーダー格のジューレやレギュラーのリュカと遜色のない実力者を、今年で32歳になるボアテングの後釜に迎えるのが理想だ。ブンデス屈指のCBに成長したウパメカノに興味を示しているが、6000万ユーロ前後と言われる高額な移籍金が懸案事項となっている。
◆強化ポイント3:コウチーニョに代わるアタッカー
サリハミジッチSDはドイツ誌『キッカー』で「1年で3人のトッププレーヤーは買えない」とコメント。裏を返せば、2人までは可能という発言であり、ザネとともに創造性豊かなハベルツの獲得に本腰を入れそうだ。ハベルツはコウチーニョより7歳も若く、今後10年は攻撃を牽引しうるレフティーだ。
◆強化ポイント4:本職が右SBのレギュラークラス
補強リストの上位に名を連ねると目されるのはハキミとクロスターマン。マドリーが保有権を持つ前者はレギュラーとして活躍できるチーム以外に移る気はないようで、後者はバルセロナやドルトムントなど注視するクラブが多い。他にマンCのカンセロやモナコのヘンリヒスという噂も。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年3月19日号より転載
退団が有力視されるのはレンタル組のコウチーニョとペリシッチ。大きな期待に応えられていない前者も、怪我と年齢がネックの後者も夏にはミュンヘンを離れるだろう。怪我人続出の急場をしのぐため、冬に緊急補強したオドリオソラも返却が濃厚だ。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』はさらにボアテング、トリソ、ハビ・マルティネス、ウルライヒとの別れも予想する。
彼らの去就云々を抜きに、確実に実施しそうなのがザネ獲りのオペレーション。このドイツ人スター獲得は昨夏からの持ち越し課題となっている。もうひとりの補強の目玉候補はハベルツだ。コウチーニョの買い取りに巨費を投じるより、将来性十分のこの超逸材に資金を回したいのがバイエルン幹部の本音だろう。さながら野戦病院と化した最終ラインの強化にも動きそうで、ボアテングとオドリオソラに代わるCBと右SBの実力者を手中に収めるか。なお、近未来の正GK候補としてシャルケのニュベル加入が内定している。
◆最重要強化ポイント:怪我がちのコマンを凌駕するワールドクラスのウイング
ワールドクラスへの階段を着実に上がるニャブリはともかく、コマンはいまだ“ロベリ”の後継者たりえる働きを継続的にこなせていない。相変わらず怪我が多いこのスピードスターに全幅の信頼は寄せられず、フロントはザネへの関心を抱き続けている。同時に失っていないのがヴェルナーへの興味。ウイングでハイレベルに機能するだけでなく、レバンドフスキの負担を減らすCFとしても期待できる。
◆強化ポイント2:ジューレやリュカと遜色のないCB
どちらも怪我に苦しむシーズンを送っているものの、本来はリーダー格のジューレやレギュラーのリュカと遜色のない実力者を、今年で32歳になるボアテングの後釜に迎えるのが理想だ。ブンデス屈指のCBに成長したウパメカノに興味を示しているが、6000万ユーロ前後と言われる高額な移籍金が懸案事項となっている。
◆強化ポイント3:コウチーニョに代わるアタッカー
サリハミジッチSDはドイツ誌『キッカー』で「1年で3人のトッププレーヤーは買えない」とコメント。裏を返せば、2人までは可能という発言であり、ザネとともに創造性豊かなハベルツの獲得に本腰を入れそうだ。ハベルツはコウチーニョより7歳も若く、今後10年は攻撃を牽引しうるレフティーだ。
◆強化ポイント4:本職が右SBのレギュラークラス
補強リストの上位に名を連ねると目されるのはハキミとクロスターマン。マドリーが保有権を持つ前者はレギュラーとして活躍できるチーム以外に移る気はないようで、後者はバルセロナやドルトムントなど注視するクラブが多い。他にマンCのカンセロやモナコのヘンリヒスという噂も。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年3月19日号より転載