今季公式戦4試合を戦ったFC東京で眩い輝きを放っているのが、ディエゴ・オリヴェイラ、レアンドロ、アダイウトンのブラジル人3トップだ。なかでも衝撃だったのが、清水戦の決勝弾。敵の守備網を無力化した彼らの連係は、まさに“阿吽の呼吸”。如何にしてあんな芸術的なゴールが生まれたのか。その秘密に迫った。
◆ ◆ ◆
現在Jリーグでもっとも旬な3トップ、いや、そう表現するのは大袈裟かもしれない。ただ、ACLを含む今季の公式戦で彼らが強烈なインパクトを放っているのは紛れもない事実だ。
ディエゴ・オリヴェイラ、レアンドロ、アダイウトン――。今季のFC東京の攻撃を牽引する3人の凄さを示すシーンのひとつが、2月23日の清水戦(J1・1節)での決勝弾の場面だ。1-1で迎えた80分、レアンドロが直線的なドリブルで敵陣内に持ち込むと、そこからエリア内にスルーパス。これに反応したD・オリヴェイラが横パスでゴール正面に流したボールを、後方から走り込んできたアダイウトンが冷静に右足で蹴り込んだあの一撃は、サッカーの魅力が凝縮されたものだった。
如何にして、清水戦のビューティフルゴールは生まれたのか。その答を聞きたくて、セッティングさせてもらった鼎談でもある。
■「『誰かいるだろう』。そう信じて出した、本能的なパスだった」――ディエゴ・オリヴェイラ
――まずは、清水戦の決勝弾について。今季から前線で3トップを組むようになった3人の呼吸がぴたりと合った極上のゴール。動画で何度見ても飽きない“この名シーン”が生まれたきっかけは、レアンドロ選手のドリブル突破でした。[編集部・注/D・オリヴェイラはFC東京在籍3年目。レアンドロとアダイウトンは今オフにそれぞれ鹿島、磐田から加入した]
レアンドロ:スペースがあったので、とりあえずドリブルで仕掛けました。この時見えていたのはディエゴ(・オリヴェイラ)だけだったので、ボールを運びつつ彼の動きを注視していました
――ディエゴ選手はどういう受け方をしようと考えていましたか?
ディエゴ:とりあえずフリーなスペースに動く、そんな感覚。レアンドロがボールを持った時は、だいたい『パスが来る』と構えている。もちろん来ない時もあるけれど、相手を惑わせる意味でも“動くこと”がなにより大事だと思っている。
アダイウトン:ディエゴの言うとおり、アクションが重要。ただ立って待っていては何も起こりません。
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現在Jリーグでもっとも旬な3トップ、いや、そう表現するのは大袈裟かもしれない。ただ、ACLを含む今季の公式戦で彼らが強烈なインパクトを放っているのは紛れもない事実だ。
ディエゴ・オリヴェイラ、レアンドロ、アダイウトン――。今季のFC東京の攻撃を牽引する3人の凄さを示すシーンのひとつが、2月23日の清水戦(J1・1節)での決勝弾の場面だ。1-1で迎えた80分、レアンドロが直線的なドリブルで敵陣内に持ち込むと、そこからエリア内にスルーパス。これに反応したD・オリヴェイラが横パスでゴール正面に流したボールを、後方から走り込んできたアダイウトンが冷静に右足で蹴り込んだあの一撃は、サッカーの魅力が凝縮されたものだった。
如何にして、清水戦のビューティフルゴールは生まれたのか。その答を聞きたくて、セッティングさせてもらった鼎談でもある。
■「『誰かいるだろう』。そう信じて出した、本能的なパスだった」――ディエゴ・オリヴェイラ
――まずは、清水戦の決勝弾について。今季から前線で3トップを組むようになった3人の呼吸がぴたりと合った極上のゴール。動画で何度見ても飽きない“この名シーン”が生まれたきっかけは、レアンドロ選手のドリブル突破でした。[編集部・注/D・オリヴェイラはFC東京在籍3年目。レアンドロとアダイウトンは今オフにそれぞれ鹿島、磐田から加入した]
レアンドロ:スペースがあったので、とりあえずドリブルで仕掛けました。この時見えていたのはディエゴ(・オリヴェイラ)だけだったので、ボールを運びつつ彼の動きを注視していました
――ディエゴ選手はどういう受け方をしようと考えていましたか?
ディエゴ:とりあえずフリーなスペースに動く、そんな感覚。レアンドロがボールを持った時は、だいたい『パスが来る』と構えている。もちろん来ない時もあるけれど、相手を惑わせる意味でも“動くこと”がなにより大事だと思っている。
アダイウトン:ディエゴの言うとおり、アクションが重要。ただ立って待っていては何も起こりません。