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Jリーグ・国内

FC東京の前線を支えるブラジル人トリオ――“阿吽の呼吸”の秘密に迫る【独占インタビュー前編】

白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

2020.03.31

インタビュー中も息ぴったりの3人。決勝点のシーンは、あくまで自然と出たプレーだとディエゴ・オリヴェイラは話す。写真:徳原隆元

インタビュー中も息ぴったりの3人。決勝点のシーンは、あくまで自然と出たプレーだとディエゴ・オリヴェイラは話す。写真:徳原隆元

――仲良く3人でゴール。清水戦の結果をどう捉えていますか?

アダイウトン:とてもハッピー。サッカーの醍醐味はなんといってもゴール。それを3人揃って決めることができたわけですから、最高ですよ。ここまで公式戦4試合を戦って、ディエゴとレアンドロと僕で2得点ずつ。この調子でシーズンの最後までゴールを量産したいです。

――3人の“阿吽の呼吸”の秘密は?練習の賜物、それともインスピレーション?

レアンドロ:誰が答える?

アダイウトン:どうする?

ディエゴ:じゃあ、僕が答えようか。決勝点の場面では、自然とああいうプレーが出た。ただ、練習あってのコンビネーションだとも思っている。3人ともブラジル出身ですから、コミュニケーションが取りやすいのは事実。これからもっとトレーニングを重ねれば、さらに素晴らしいゴールショーを披露できるはずだ。
 
PROFILE
●アダイウトン/1990年12月6日生まれ、ブラジル出身。フォルタレーザ(ブラジル)-ヴィトーリア(ブラジル)-アトレチコPR(ブラジル)-イトゥアーノ(ブラジル)-ジョインビレ(ブラジル)-イトゥアーノ―ポンチプレッタ(ブラジル)-パラナ(ブラジル)-磐田―FC東京。J1通算104試合・23得点(今季1試合・1得点)。J2通算39試合・17得点。力強さが売りのアタッカー。今季のACLプレーオフでセレス・ネグロスを相手に技ありのループシュートを沈めると、清水とのリーグ開幕戦では決勝ゴールをマークした。ここまで勝負強さが光る。

●ディエゴ・オリヴェイラ/1990年6月22日生まれ、ブラジル出身。パラナ(ブラジル)-アル・ミサイマ-(カタール)-ノロエスチ-水原三星(韓国)-ノロエスチ-バイーア(ブラジル)-ノロエスチ-アウダックス・サンパウロ(ブラジル)-ボア(ブラジル)-リネンセ(ブラジル)-ポンチプレッタ(ブラジル)-柏-FC東京。J1通算123試合・45得点(今季1試合・1得点)。FC東京ではフィニッシャー兼チャンスメーカーとして活躍。3トップの一角を担う今季は清水とのリーグ開幕戦で早くも1得点・1アシストを決めている。

●レアンドロ/1993年5月12日生まれ、ブラジル出身。グレミオ(ブラジル)―パルメイラス(ブラジル)-サントス(ブラジル)-コリチーバ(ブラジル)-鹿島―FC東京。J1通算51試合・15得点(今季1試合・1得点)。ブラジル代表歴1試合・1得点。確かなテクニックと優れたパスワークで攻撃を活性化。利他的なメンタリティも備え、味方を生かす術を心得る。「マシュマロのハート」(長谷川監督)の持ち主で、語り口調は実に穏やか。今年の沖縄キャンプ中に披露したピアノ演奏が話題に。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集長)

※『サッカーダイジェスト』2020年3月26日号より転載
 
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