日本代表

三浦りさ子、ジャニー氏に感謝… カズのフランスW杯落選にまつわる秘話を明かす

サッカーダイジェストWeb編集部

2019.09.07

52歳となった現在も現役プレーヤーとして戦い続けるカズ。妻の三浦りさ子が落選騒動の際のエピソードをブログで明かしている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 横浜FCの三浦知良の妻で、タレント・モデルの三浦りさ子が9月5日、自身のブログを更新。「お別れ会」と題して、夫とともに亡くなったジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長のお別れ会(東京ドーム)に参列したことを報告するとともに、生前の交流を綴った。

 そのなかで、ジャニー氏との交流のキッカケについて「最初は主人が田原俊彦さんと仲良くなった事からでした」と言及。その後は「トシさん」のコンサートを観に行くなどして、可愛がってもらい、仕事場や楽屋などでジャニー氏ともたびたび会うことになったという。

 そうして交流が続くなか、三浦家にとって決して忘れられない出来事が起きる。98年のフランス・ワールドカップ直前合宿で、カズが登録メンバーから外されたのだ。当時のことをりさ子はこう綴っている。

「テレビでも凄い取り上げられていて これは帰ってきたら大変なことになりそう!
と思っていた時、家の電話にジャニーさんからかかってきました」
 テレビを見てカズに対する扱いが許せなかったというジャニー氏は居ても立ってもいられず電話してきたという。そして、「日本に帰ってきたらメディアにもみくちゃにされるから 会見しちゃダメだよ! しばらく自分が持っている◯◯のマンション、そこ使って良いから そこなら誰も来ないからそこにいるようにカズに言ってくれ!」という内容のことをもの凄い勢いで言われたという。

 そんなジャニー氏に対して、りさ子は「主人にも伝えますが、ジャニーさん主人の連絡先教えますので直接話してもらえたら喜ぶと思います!」と答えると、ジャニー氏はカズに直接連絡を取って話し、カズも「ジャニーさんに感謝の気持ちを伝えつつ、記者会見は堂々とやるので心配しないでください!」と答えたという。

 当時を振り返ったりさ子は「本当に堂々と記者会見していて ジャニーさんもそれを見て安心し、感心してくれましたが その時の心底心配してくれたジャニーさんの優しさが一生忘れない出来事です」と、故人との思い出を綴っている。当時世間を揺るがした騒動の裏にはこんなエピソードも隠されていたのだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部