元アルゼンチン代表MFで、現在MLSのサンノゼ・アースクウェイクスで指揮を執るマティアス・アルメイダ監督が、FIFAの公式サイトに登場。ロングインタビューに応じるなかで、日本の武士道についてその熱き想いを語っている。
現役時代、自慢の長髪をなびかせ、中盤のダイナモとして大活躍したアルメイダ氏。日本でも贔屓にしていたファンは少なくないだろう。リーベル・プレートやラツィオ、パルマなどでプレーする一方、アルゼンチン代表でも35試合に出場(1得点)し、1998年と2002年のワールドカップにエントリーした。引退後は指導者に転身。これまでにリーベル、バンフィエルド、チーバスで監督を歴任し、今年の冬からサンノゼの指揮官を務めている。
インタビュアーに「あなたは武士道に通じている。選手たちを指導するうえでも役に立っていますか?」と問われ、アルメイダ氏はこう答えている。
「いや、あくまで(武士道は)僕個人の“旅”であり、おおっぴらにしていることではないよ。かといって隠し立てしているわけではないし、僕の根っこにある哲学なので、選手たちには雑談のなかで2度、3度話したことはあるけどね。選手だけでなく、クラブで働くあらゆるひとに対して、この大切な教えを知ってほしいとは思っているかな」 そして、次のように踏み込んだ。
「武士道に接してから、僕はあらゆるひとを平等に扱うようになった。もちろん控室でサムライについて話したりはしないし、そこはフットボールに特化しているよ。ただ、選手たちには彼ら(サムライ)にように振る舞ってほしいとは思っている。みずからの仕事に対して最大限の愛、尊厳、そして誠実さを持って臨む。こうした価値観は、フットボール界でも普段の生活においても、薄れつつあるものだからね」
プレーヤー時代も現在も、まさに風貌は孤高のサムライのごとし──。アルメイダ氏にどこか親近感を覚えるのは、気のせいだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
現役時代、自慢の長髪をなびかせ、中盤のダイナモとして大活躍したアルメイダ氏。日本でも贔屓にしていたファンは少なくないだろう。リーベル・プレートやラツィオ、パルマなどでプレーする一方、アルゼンチン代表でも35試合に出場(1得点)し、1998年と2002年のワールドカップにエントリーした。引退後は指導者に転身。これまでにリーベル、バンフィエルド、チーバスで監督を歴任し、今年の冬からサンノゼの指揮官を務めている。
インタビュアーに「あなたは武士道に通じている。選手たちを指導するうえでも役に立っていますか?」と問われ、アルメイダ氏はこう答えている。
「いや、あくまで(武士道は)僕個人の“旅”であり、おおっぴらにしていることではないよ。かといって隠し立てしているわけではないし、僕の根っこにある哲学なので、選手たちには雑談のなかで2度、3度話したことはあるけどね。選手だけでなく、クラブで働くあらゆるひとに対して、この大切な教えを知ってほしいとは思っているかな」 そして、次のように踏み込んだ。
「武士道に接してから、僕はあらゆるひとを平等に扱うようになった。もちろん控室でサムライについて話したりはしないし、そこはフットボールに特化しているよ。ただ、選手たちには彼ら(サムライ)にように振る舞ってほしいとは思っている。みずからの仕事に対して最大限の愛、尊厳、そして誠実さを持って臨む。こうした価値観は、フットボール界でも普段の生活においても、薄れつつあるものだからね」
プレーヤー時代も現在も、まさに風貌は孤高のサムライのごとし──。アルメイダ氏にどこか親近感を覚えるのは、気のせいだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部