10月17日(現地時間)に行なわれ、2-2の引き分けに終わったエバートンとの「マージーサイド・ダービー」で、リバプールの南野拓実は控えメンバーに入ったものの、プレーの機会は訪れなかった。
今季はパフォーマンスが向上せず、批判を浴びることもあるロベルト・フィルミーノが、代表ウィークではブラジル代表として南米への長距離移動を強いられ、カタール・ワールドカップ予選2試合を主力として戦ったことから、疲労を考慮されて、このダービーマッチではスタメンを外れるのではないか? と戦前に予想するメディアもあった。
その際、代役として名が挙がったのが南野だ。今季はフィルミーノと同じ前線の中央でプレーしているから、ということだけが根拠ではなく、コミュニティシールド、カラバオカップでゴールいう結果を残しており、さらに守備面での貢献度が南野の方が高いことをデータが示していたからでもあった。
しかし、ユルゲン・クロップ監督はこれまでのスタメンを崩すことはなかった。そして78分、案の定、良かったとは言えないフィルミーノをベンチに下げた際、代わりにピッチに送り出したのは、南野ではなく、ディオゴ・ジョッタだった。
代表ウィーク中はポルトガル代表として2試合に出場し、スウェーデンとのネーションズ・リーグではスタメンとして2ゴールを挙げた、主に左サイドを主戦場とするアタッカーが抜擢されたことで、ポジションを争う2選手の序列が明らかになったと見る者も少なくなかった。
しかし、リバプール専門メディアの『ROUSING THE KOP』の見立てでは、南野の次のスタメン出場の機会はすぐに訪れる。21日にアムステルダムで行なわれるチャンピオンズ・リーグ(CL)のアヤックス戦で、試合開始から前線に立つのは、フィルミーノでも、ジョッタでもなく、25歳の日本人と予想しているのだ。
「2019年の欧州王者は、昨季のベスト16止まりからチームを改善させ、7個目のトロフィーを獲得したいと考えている」と綴る同メディアは、この1週間でクラブと代表での公式戦を3試合戦ったフィルミーノには、南野が代役として控えており、リバプールには「有効なオプション」だとしている。
一方、ジョッタについては、サディオ・マネかモハメド・サラーのバックアッパーとしてスタメン入りの可能性あるという。
「この試合では、クロップ監督はチームの多くの選手を慎重に使うことが求められる。南野やジョッタは、監督のために必要な仕事をこなせることを、これまでの試合で証明している」
プレミアリーグ、代表戦、そしてCLと、過密日程を強いられる中で、全ての有効な戦力を指揮官が利用していくことになり、その駒のひとつである南野が重要な試合でスタメンを張ることは、決して珍しいことではなくなると同メディアは見ているようだ。
なお、エバートン戦ではCBフィルジル・ファン・ダイクとMFチアゴ・アルカンタラが負傷して戦線を離脱してしまったが、それぞれ代役としてジョー・ゴメス、ジョルジニオ・ヴァイナルダムの名が挙げられている。
構成●THE DIGEST編集部
今季はパフォーマンスが向上せず、批判を浴びることもあるロベルト・フィルミーノが、代表ウィークではブラジル代表として南米への長距離移動を強いられ、カタール・ワールドカップ予選2試合を主力として戦ったことから、疲労を考慮されて、このダービーマッチではスタメンを外れるのではないか? と戦前に予想するメディアもあった。
その際、代役として名が挙がったのが南野だ。今季はフィルミーノと同じ前線の中央でプレーしているから、ということだけが根拠ではなく、コミュニティシールド、カラバオカップでゴールいう結果を残しており、さらに守備面での貢献度が南野の方が高いことをデータが示していたからでもあった。
しかし、ユルゲン・クロップ監督はこれまでのスタメンを崩すことはなかった。そして78分、案の定、良かったとは言えないフィルミーノをベンチに下げた際、代わりにピッチに送り出したのは、南野ではなく、ディオゴ・ジョッタだった。
代表ウィーク中はポルトガル代表として2試合に出場し、スウェーデンとのネーションズ・リーグではスタメンとして2ゴールを挙げた、主に左サイドを主戦場とするアタッカーが抜擢されたことで、ポジションを争う2選手の序列が明らかになったと見る者も少なくなかった。
しかし、リバプール専門メディアの『ROUSING THE KOP』の見立てでは、南野の次のスタメン出場の機会はすぐに訪れる。21日にアムステルダムで行なわれるチャンピオンズ・リーグ(CL)のアヤックス戦で、試合開始から前線に立つのは、フィルミーノでも、ジョッタでもなく、25歳の日本人と予想しているのだ。
「2019年の欧州王者は、昨季のベスト16止まりからチームを改善させ、7個目のトロフィーを獲得したいと考えている」と綴る同メディアは、この1週間でクラブと代表での公式戦を3試合戦ったフィルミーノには、南野が代役として控えており、リバプールには「有効なオプション」だとしている。
一方、ジョッタについては、サディオ・マネかモハメド・サラーのバックアッパーとしてスタメン入りの可能性あるという。
「この試合では、クロップ監督はチームの多くの選手を慎重に使うことが求められる。南野やジョッタは、監督のために必要な仕事をこなせることを、これまでの試合で証明している」
プレミアリーグ、代表戦、そしてCLと、過密日程を強いられる中で、全ての有効な戦力を指揮官が利用していくことになり、その駒のひとつである南野が重要な試合でスタメンを張ることは、決して珍しいことではなくなると同メディアは見ているようだ。
なお、エバートン戦ではCBフィルジル・ファン・ダイクとMFチアゴ・アルカンタラが負傷して戦線を離脱してしまったが、それぞれ代役としてジョー・ゴメス、ジョルジニオ・ヴァイナルダムの名が挙げられている。
構成●THE DIGEST編集部