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日本代表

「ノイアーの屈辱」で香川真司の偉業に再脚光!ブンデス公式は“偉大なる先達”として紹介

THE DIGEST編集部

2020.11.19

鮮烈なインパクトを残したドルトムント時代の香川のプレーが再脚光を浴びている。(C)Getty Images

鮮烈なインパクトを残したドルトムント時代の香川のプレーが再脚光を浴びている。(C)Getty Images

 11月17日(現地時間)に行なわれたUEFAネーションズ・リーグで、ドイツがスペインに0-6の大敗を喫したことは、世界に大きな衝撃を与えた。そして、この「戦後初」となる大敗によって、記念の一戦を屈辱まみれにされたのが、GKマヌエル・ノイアーだ。

 この試合で代表キャップ数96に達し、かつてバイエルン、西ドイツ代表で栄光を掴んだ名手ゼップ・マイヤーの記録を更新して歴代最多出場GKとなった彼は、試合前、これまでスペイン相手に勝ったことがなく、このセビージャでの一戦で初白星を飾りたいと語っていたが、望みは虚しく破れ、6度もゴールネットを揺らされる悪夢を味わった。

 キャリア最多の失点を喫した名守護神については、英国のメディア『90min』など、幾つかの海外メディアが、彼のこれまでの大量失点試合を振り返っているが、2008年4月12日のブレーメン戦(1-5)、2010年11月20日のカイザースラウテルン戦(0-5)、2019年11月2日のフランクフルト戦(1-5)ともに紹介されているのが、2012年5月12日のドルトムント戦(2-5)だ。
 
 このDFBカップ決勝、ドルトムントの先制点を挙げたのが、当時加入2年目の香川真司だった。開始3分、ヤクブ・ボワシュチコフスキの折り返しをダイレクトで合わせ、無人のゴールに流し込んだ一撃は、ドルトムントを勢いづかせる重要なものだった。

 さらに香川は、40分に自身を経由したボールが相手のファイル(=PK)に繋がり、前半終了間際にはロベルト・レバンドフスキに鮮やかなスルーパスを通して、チームの3点目をお膳立て。ブンデスリーガとの二冠達成に大きな貢献を果たした。

 香川の獲得を狙っていたマンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督が見守る前で披露した活躍は、彼のキャリアに箔をつけることとなったが、これらのプレーの動画は、前述のノイアーの記事の中で公開されており、再び日の目を見ることとなった。

 その鮮やかなプレーが再脚光を浴びた日本のファンタジスタは、ブンデスリーガ公式サイトにも登場。「フランクフルトの鎌田大地とビーレフェルトの堂安律が、香川真司の足跡を辿る」と題された記事の中でのものだ。
 

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