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日本代表

「無抵抗で0-6はあり得ない」戦後初の6点差負けにドイツ代表OBも憤慨…守護神ノイアーは記念の一戦で屈辱

THE DIGEST編集部

2020.11.19

クロースは「やるべきことはたくさんある」と反省を口にした。(C)Getty Images

クロースは「やるべきことはたくさんある」と反省を口にした。(C)Getty Images

 11月17日(現地時間)、UEFAネーションズ・リーグのリーグA・グループ4の最終節が行なわれ、ドイツは敵地でスペインに0-6の大敗を喫した。

 セビージャでの一戦、17分にCKからファーサイドのアルバロ・モラタにあっさりとヘディングシュートを決められると、33分にはクロスバーのはね返りをフェラン・トーレスに叩き込まれ、38分にもCKでロドリのヘッドでゴールネットを揺らされる。

“惨劇”はおさまらず、後半も再三にわたって易々とドイツの防衛線は破られ、55、71分にF・トーレス、89分にはミケル・オジャルサバルによって、GKマヌエル・ノイアーの牙城が崩された。

 ドイツ代表がこれほどの大差をつけられて敗れるのは、とても新鮮な印象だが、同国の専門誌『Kicker』によれば、6点差敗の試合は、1931年5月24日にベルリンで行なわれた親善試合オーストリア戦以来のこと。つまり、今回の大敗は戦後初のこととなる。
 
 2年前のロシア・ワールドカップでグループリーグ敗退というドイツ代表史上初の屈辱に続き、また新たに不名誉な経歴が加わってしまったヨアヒム・レーブ監督は、試合後に「暗黒の一日だ。先制され、コンセプトを捨ててしまった。組織もコミュニケーションもない。あらゆる面で悪かった。我々は後退してしまった」と力なく語っている。

 また、このスペイン戦が代表96試合目で、名GKゼップ・マイヤーの記録を更新する記念の一戦となったマヌエル・ノイアーは、自身がこれまでに勝ったことがないスペイン相手の勝利を試合前に誓っていたが、屈辱の6発を食らい、「失望している。先制された後に、もっと会話を交わすべきだった。リーダーシップとコミュニケーションが足りなかった」と、自身の責任にも言及した。

 トニ・クロースは「守備が全く機能しなかったのが問題だ。試合を分析する必要がある。やるべきことはたくさんある」と反省し、セルジュ・ニャブリは「全くチャンスがなかった。言い訳することは何もない。今、自分たちがどの位置にいるのかを知った」と語っている。
 

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