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海外サッカー

「悪いところは何もない」進化を見せた“MF”南野拓実に現地メディアから賛辞と期待の声!

THE DIGEST編集部

2020.12.15

まずまずのパフォーマンスを見せた南野。インサイドハーフにも慣れてきたようだ。(C)Getty Images

まずまずのパフォーマンスを見せた南野。インサイドハーフにも慣れてきたようだ。(C)Getty Images

 12月13日(現地時間)、プレミアリーグ第12節が行なわれ、リバプールはフルアムと1-1で引き分けた。

 リーグ王者が昇格組のホームに乗り込んだ一戦、25分にDFラインの裏側へ抜け出したボビー・リードが強烈なシュートを、怪我から復帰したGKアリソンが守るゴールに突き刺してホームチームが先制。対して王者は79分、相手のハンドで得たPKをモハメド・サラーが決めて追いついた。

 前半、主導権を握ったフルアムに、アウェーチームは攻守で苦しめられたが、その中でCBのジョエル・マティプが背中を痛め、ハーフタイムで交代。ユルゲン・クロップ監督はアンカーのジョーダン・ヘンダーソンを最終ラインに下げ、空いた中盤に南野拓実を投入した。

 インサイドハーフとして3試合目を迎えた南野は、積極的にボールを呼び込んでうまく捌き、チャンスの起点にもなるなど、攻守で効果的なプレーを披露。このポジションに慣れてきていることを窺わせた。
 
 チームとしては昇格組相手に勝点1止まりは不満の募る結果となったが、南野は手応えを掴んだことだろう。現地メディアもその多くが、25歳の日本人のプレーに及第点以上の評価を与えている。

 地元紙『Liverpool Echo』は、採点では「8」のMFカーティス・ジョーンズに次いで高い「7」とし、「中盤に投入されてからすぐに落ち着いたプレーを見せ、エネルギーと求められていた創造性をチームに与えた」と称賛した。

 日刊紙の『Daily Mirror』も、「ロベルト・フィルミーノとプレーゾーンがかぶったが、プレーは輝き、精力的に動いた」と高評価で、採点もアリソン、ファビーニョと並ぶ「7」を与えている。

 英国のスポーツメディア『sportskeeda』の採点は「6.5」。「マティプの交代により、左の中盤(インサイドハーフ)に移された日本代表選手は、常にボールを探し、プレーに絡もうと努めていた」と、やはり見方は好意的である。

 及第点の「6」としたのは、リバプール専門メディアの『THIS IS ANFIELD』。「悪いところは何もなかった」としながらも、「もっとインパクトを与えられるようなプレーが見られたら良かったのだが……。昨季、レッドブル・ザルツブルクの一員としてアンフィールドで見せたプレーからは程遠い」と綴り、もっとできるはずだと訴えた。
 

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