かなりネガティブな評価となったのは英国メディアの「90min」で、「後半からの登場で、インパクトはなし。基本的なサイドパスとランニング以外は、ほとんど何もできなかった」として、採点は「4.5」……。また、「彼の最適のポジションと役割とは何なのか謎である」という厳しい記述も見られた。

　最後にアメリカの大手メディア『ESPN』は、南野について「前半に攻守の切り替えで苦労していたチームが後半、うまく対処するのを助けた」とポジティブに評したが、一方でリバプールに対しては、中盤、最終ラインの層の薄さが深刻な状況になっていることを指摘し、１月の移籍市場における戦力補強はマストであると強調している。
  　クロップ監督が、南野を中盤の選手として捉えるようになったのか、あくまでもアクシデントによる緊急の起用だったのかは明かされていないが、このフルアム戦で、彼の存在が指揮官の助けとなったことは間違いないだろう。今後の南野の起用法には要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部