先月30日、ブラジル1部のボタフォゴ退団を自身のSNSで発表した後、現在はポルトガル1部のポルティモネンセと交渉を行ない、契約成立が間近とされている本田圭佑だが、南米大陸を去るに際し、「立つ鳥跡を濁さず」というわけにはいかなかったようだ。
昨年1月にサポーターの熱烈な歓迎を受けてボタフォゴに加入するも、27試合出場3得点の成績に終わり、低迷するチームを浮上させるというミッションを完遂できないまま、シーズン終了を待たずに迷走する古豪クラブに別れを告げた本田には、サポーターからだけでなく、多くの批判が寄せられていた。
そんな中、彼が自身の送別会で椅子の上に立って楽しそうにチームメイトと戯れたりする場面が収められた動画が、ボタフォゴの専門メディア『FogaoNET』で公開されると、チームが苦しんでいる中で「パーティー」を開催したこと、またコロナ禍にもかかわらず出席者がマスクをつけていなかったことなどにより、再び34歳の元日本代表は批判の的となってしまった。
「火に油を注ぐ」ことになった本田は、SNSで「どんなに嫌われても、あなたたちに感謝しています」とボタフォゴ・ファンへメッセージを送った後、「私の最初で最後の食事会に参加したことで批判を受けているボタフォゴの友人たちに謝りたい。しかし、参加してくれたことは感謝しています」と、チームメイトたちを気遣った。
謝罪したとはいえ、ブラジルでのさらなるイメージ悪化は否めない本田だが、『FogaoNET』は1月12日付の記事として、選手としての彼に対しても、改めてクラブOBが“断罪”したと伝えている。
日本人選手に対して辛辣な言葉を浴びせたのは、ポルトやブレーメンでもプレーした元ブラジル代表MFで、ボタフォゴには2008年と2014年に所属したカルロス・アウベルト。彼はクラブのマーケティング面での動きを皮肉るとともに、それによって獲得した本田をこう評価した。
「彼はアタッキングサードでプレーするMFではなく、常に自陣で後方か横にボールを出すばかりで、時折、中盤でパスを出すだけの、『カリフラワープレーヤー』だった。彼が来て、ボタフォゴの問題は解決したのか? 彼はポルトガル語さえも話さなかった。それでどうやってコミュニケーションをとるんだ? とても理解できない」
プレーだけでなく、その姿勢にさえ疑問符をつけられるなど、酷評されてしまった本田。送別会の件も含め、何とも後味の悪い去り際となってしまった……。間もなく始まるであろうポルトガルでのキャリアにおいて、この雪辱を果たせるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
昨年1月にサポーターの熱烈な歓迎を受けてボタフォゴに加入するも、27試合出場3得点の成績に終わり、低迷するチームを浮上させるというミッションを完遂できないまま、シーズン終了を待たずに迷走する古豪クラブに別れを告げた本田には、サポーターからだけでなく、多くの批判が寄せられていた。
そんな中、彼が自身の送別会で椅子の上に立って楽しそうにチームメイトと戯れたりする場面が収められた動画が、ボタフォゴの専門メディア『FogaoNET』で公開されると、チームが苦しんでいる中で「パーティー」を開催したこと、またコロナ禍にもかかわらず出席者がマスクをつけていなかったことなどにより、再び34歳の元日本代表は批判の的となってしまった。
「火に油を注ぐ」ことになった本田は、SNSで「どんなに嫌われても、あなたたちに感謝しています」とボタフォゴ・ファンへメッセージを送った後、「私の最初で最後の食事会に参加したことで批判を受けているボタフォゴの友人たちに謝りたい。しかし、参加してくれたことは感謝しています」と、チームメイトたちを気遣った。
謝罪したとはいえ、ブラジルでのさらなるイメージ悪化は否めない本田だが、『FogaoNET』は1月12日付の記事として、選手としての彼に対しても、改めてクラブOBが“断罪”したと伝えている。
日本人選手に対して辛辣な言葉を浴びせたのは、ポルトやブレーメンでもプレーした元ブラジル代表MFで、ボタフォゴには2008年と2014年に所属したカルロス・アウベルト。彼はクラブのマーケティング面での動きを皮肉るとともに、それによって獲得した本田をこう評価した。
「彼はアタッキングサードでプレーするMFではなく、常に自陣で後方か横にボールを出すばかりで、時折、中盤でパスを出すだけの、『カリフラワープレーヤー』だった。彼が来て、ボタフォゴの問題は解決したのか? 彼はポルトガル語さえも話さなかった。それでどうやってコミュニケーションをとるんだ? とても理解できない」
プレーだけでなく、その姿勢にさえ疑問符をつけられるなど、酷評されてしまった本田。送別会の件も含め、何とも後味の悪い去り際となってしまった……。間もなく始まるであろうポルトガルでのキャリアにおいて、この雪辱を果たせるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部