1月16日(現地時間)、セリエA第18節が行なわれ、ボローニャは1-0でヴェローナを下し、9試合ぶりの勝利を飾った。
17分にロベルト・ソリアーノが得たPKをリッカルド・オルソリーニが冷静に決めて先制したホームチームはその後、安定した守備を見せて相手の攻撃を封じることに成功。その中心として存在感を示したのが、このところSBでの起用が続いていたものの、今回は左のCBとしてプレーした冨安健洋だった。
シュートブロック1回、インターセプト4回、空中戦勝利8回、デュエル勝利数(15回中)10回といった数値を残した日本代表選手は、読みや判断力など「頭」を使った部分でのプレーでより良さを発揮し、ダニーロとともにゴール前に堅牢を築いてみせた。
冨安に対しては、日頃から注文の多いシニシャ・ミハイロビッチ監督は、「特定の選手について語るのは好きではないが……」としながらも、「トミ(冨安)は素晴らしい。2本の速い足と、良い頭でもって、守備の4つのポジションをカバーできる。日本人選手にありがちな狡賢さに欠ける部分はあるが、イタリアのサッカーに慣れることで、それも身につくだろう」と称賛している(スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』より)。
現地メディアの評価も軒並み高く、専門メディア『TUTTOmercatoWEB.com』は「(ヴェローナのFW)ニコラ・カリニッチを全く寄せ付けず、地上でも空中でも常に先手を取ることに成功した」として、採点では最高タイとなる「7」を与えた。
同じく専門メディアの『caciomercato.com』はオルソリーニに次いで2番目の高さである「6.5」の採点で、「今回はCBとして失望させなかった。(ヴェローナのMF)アントニン・バラクやその他の選手に対し、どのように自分の力を示すかを分かっており、堂々たる競り合いを見せた」と評している。
採点で単独トップだったのは、スポーツ総合メディアの『SPORT MEDIASET』で「7」。寸評では「真の『守備の巨人』。カリニッチとのデュエルを全て制し、全体を通して失敗は1度だけだった。『ロッソブル』の守備のリーダーであり、柱だった」と絶賛した。
そして衛星放送『Sky』のイタリア版も「7」の単独トップで、こちらはマン・オブ・ザ・マッチに選定している。
カルチョの国で評価と価値を高めた冨安。次節は24日、ユベントスと対峙するが、ここでも厚く高い壁となって、王者の攻撃陣を苦しめることができるか。
構成●THE DIGEST編集部
17分にロベルト・ソリアーノが得たPKをリッカルド・オルソリーニが冷静に決めて先制したホームチームはその後、安定した守備を見せて相手の攻撃を封じることに成功。その中心として存在感を示したのが、このところSBでの起用が続いていたものの、今回は左のCBとしてプレーした冨安健洋だった。
シュートブロック1回、インターセプト4回、空中戦勝利8回、デュエル勝利数(15回中)10回といった数値を残した日本代表選手は、読みや判断力など「頭」を使った部分でのプレーでより良さを発揮し、ダニーロとともにゴール前に堅牢を築いてみせた。
冨安に対しては、日頃から注文の多いシニシャ・ミハイロビッチ監督は、「特定の選手について語るのは好きではないが……」としながらも、「トミ(冨安)は素晴らしい。2本の速い足と、良い頭でもって、守備の4つのポジションをカバーできる。日本人選手にありがちな狡賢さに欠ける部分はあるが、イタリアのサッカーに慣れることで、それも身につくだろう」と称賛している(スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』より)。
現地メディアの評価も軒並み高く、専門メディア『TUTTOmercatoWEB.com』は「(ヴェローナのFW)ニコラ・カリニッチを全く寄せ付けず、地上でも空中でも常に先手を取ることに成功した」として、採点では最高タイとなる「7」を与えた。
同じく専門メディアの『caciomercato.com』はオルソリーニに次いで2番目の高さである「6.5」の採点で、「今回はCBとして失望させなかった。(ヴェローナのMF)アントニン・バラクやその他の選手に対し、どのように自分の力を示すかを分かっており、堂々たる競り合いを見せた」と評している。
採点で単独トップだったのは、スポーツ総合メディアの『SPORT MEDIASET』で「7」。寸評では「真の『守備の巨人』。カリニッチとのデュエルを全て制し、全体を通して失敗は1度だけだった。『ロッソブル』の守備のリーダーであり、柱だった」と絶賛した。
そして衛星放送『Sky』のイタリア版も「7」の単独トップで、こちらはマン・オブ・ザ・マッチに選定している。
カルチョの国で評価と価値を高めた冨安。次節は24日、ユベントスと対峙するが、ここでも厚く高い壁となって、王者の攻撃陣を苦しめることができるか。
構成●THE DIGEST編集部