「本当によく帰って来れたなと」
右膝の怪我から復帰した青山敏弘はそう述べ、言葉を詰まらせる。約10秒の沈黙の後、重たい口を開いた。
「もう帰って来られないかもしれない。もっと長引くかもしれない。そういう想いもあったんです」
主力に成長した07年以降、青山はリーグ戦での出場数が20試合に満たないシーズンはなかった。だが今季は日本代表として参戦した1月のアジアカップで右膝を痛め、負傷離脱してから、約半年も戦列から離れた。
これまでにない長期離脱の間、青山は何を考えていたのか。そして、いつ復帰できるか分からない怪我から奇跡の生還を果たし、プレーできる喜びを噛みしめる今、広島のために、何を思っているのだろうか――。
偽らざる想いを語ってもらった。
――右膝の怪我から復帰し、リーグ戦では21節の札幌戦から5試合連続で途中出場。現在のコンディションはどうですか? [編集部・注/インタビューは9月10 日に実施]
どうなんですかね。自分の良い状態って、何が基準なんだろう。やっぱり、年齢によって違って、若い時はよく動けるから良い。どうしても、その良かった時期をイメージしがちだけど、今はできることをやるしかない。そう思うと、今のコンディションは十分なのかな。
――若手の頃とは違うチームへの貢献の仕方があると。
そうですね。若い時と違って動けなくなったのか、もしかしたら今の状態が普通なのか……。それは分からないですけど、年齢に応じてチームのためにどんなプレーを選択すべきか、今はそこに集中しています。
――プレー中、怪我した右膝はまだ気になりますか?
それはもうないです。
――今年1月のアジアカップでその右膝を負傷し、途中離脱しました。
足を引っ張ってしまいました。チームの力になりたかったのに、本当に申し訳なかったと思います。
右膝の怪我から復帰した青山敏弘はそう述べ、言葉を詰まらせる。約10秒の沈黙の後、重たい口を開いた。
「もう帰って来られないかもしれない。もっと長引くかもしれない。そういう想いもあったんです」
主力に成長した07年以降、青山はリーグ戦での出場数が20試合に満たないシーズンはなかった。だが今季は日本代表として参戦した1月のアジアカップで右膝を痛め、負傷離脱してから、約半年も戦列から離れた。
これまでにない長期離脱の間、青山は何を考えていたのか。そして、いつ復帰できるか分からない怪我から奇跡の生還を果たし、プレーできる喜びを噛みしめる今、広島のために、何を思っているのだろうか――。
偽らざる想いを語ってもらった。
――右膝の怪我から復帰し、リーグ戦では21節の札幌戦から5試合連続で途中出場。現在のコンディションはどうですか? [編集部・注/インタビューは9月10 日に実施]
どうなんですかね。自分の良い状態って、何が基準なんだろう。やっぱり、年齢によって違って、若い時はよく動けるから良い。どうしても、その良かった時期をイメージしがちだけど、今はできることをやるしかない。そう思うと、今のコンディションは十分なのかな。
――若手の頃とは違うチームへの貢献の仕方があると。
そうですね。若い時と違って動けなくなったのか、もしかしたら今の状態が普通なのか……。それは分からないですけど、年齢に応じてチームのためにどんなプレーを選択すべきか、今はそこに集中しています。
――プレー中、怪我した右膝はまだ気になりますか?
それはもうないです。
――今年1月のアジアカップでその右膝を負傷し、途中離脱しました。
足を引っ張ってしまいました。チームの力になりたかったのに、本当に申し訳なかったと思います。