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日本代表

「主役から脇役へ降格」久保建英の状況はビジャレアル時代より悪化?“元凶”ボルダラス監督は早期解任の可能性も

THE DIGEST編集部

2021.02.23

3試合連続でスタメンを外れた久保は、ベティス戦で81分から出場した。(C)Getty Images

3試合連続でスタメンを外れた久保は、ベティス戦で81分から出場した。(C)Getty Images

 直近のラ・リーガ3試合でスタメンを外れ、プレー時間を徐々に削られて、24節のベティス戦ではわずか8分間しかピッチに立てなかった久保建英。今冬に多大な期待を受けて迎えられ、最初の2試合ではそれに応えるプレーを披露したものの、そこからは沈黙の日々が続いている。

 同時加入のカルレス・アレニャとともに低迷するチームを変えるはずだったが、今や現地メディアからは「加入効果は消え去った」「序列の低下」「主役から脇役へ降格」などと酷評されている有様だ。

 ビジャレアルでの“不遇”から抜け出すために、ヘタフェに“編入”したはずが、同じ状況に……いや、今後のスケジュールに欧州カップ戦や国内カップ戦がない分、むしろビジャレアル時代よりも悪化していると言えるかもしれない。

 これも、守備的なサッカーへの回帰を決断したホセ・ボルダラス監督によるものだが、4連敗&6戦連続未勝利で降格圏とわずか勝点3の15位に沈んでいる深刻な状況の中で、この指揮官には解任の噂も流れている。
 
 スポーツ紙の『AS』は、久保やアレニャの獲得を自ら望んでおきながら、数試合でサブに回してしまうという起用の仕方も、指揮官自身の首を絞めることになったと指摘する。

 今やアンヘル・トーレス・サンチェス会長からのボルダラス監督への信頼は失われたものの、解任の際に発生するという300万ユーロ(約3億7000万円)ほどの補償金だけが、会長に解任を思いとどまらせている要因だという。とはいえ忍耐の限界は越えており、順位が近いバレンシア(12位)、バジャドリー(19位)との対戦結果によって、状況は変わると同メディアは予測している。
 

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