日本代表

「モリヤスは心配しないだろう」連勝街道を走る日本代表をAFCが特集!久保建英ら不在を懸念も「モンゴルには…」

THE DIGEST編集部

2021.03.30

韓国代表を3-0で下して勢いに乗る日本代表は、30日にモンゴル戦に挑む。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 2022年のカタールW杯に向けたアジア二次予選が、いよいよ再開する。アウェー扱いながらモンゴルを日本に迎えて行なわれる一戦は、2019年11月のキルギス戦以来、およそ1年4か月ぶりのW杯に向けた戦いとなる。

 日本は二次予選全8試合のうち4試合を消化し、13得点無失点の4連勝でグループFの首位を走る。6大会連続でW杯に出場しているだけあって圧倒的な強さを見せつけており、上位2チームが進出できる最終予選の出場権は、ほぼ手中に収めたと言ってよい状況だ。

 アジア予選再開を前に、AFC公式サイトも日本代表に注目。「日本について知っておくべきこと」と題して、大きく特集している。国内においてはあれこれ批判も多い森保ジャパンだが、アジア屈指の強豪としてポジティブな要素が多く紹介されている。

 同サイトは、日本が慣れないアウェーでも快勝を重ね、残る4試合のうち3試合を国内で迎えられることから、「モリヤスは最終予選に進むことをあまり心配しないだろう」と伝えた。コロナ禍においても日本代表は「アクティブだった」とし、コートジボワールやメキシコといった難敵を相手に4試合で2勝1分1敗、3つのクリーンシートで終えた欧州遠征での結果は「期待できる」「守備の心配は最小限だ」と評している。
 
 また、日本代表が二次予選中断前と変わった点として、2点を挙げた。

 1つ目が、代表経験の浅い選手が積極的に招集されているという点だ。怪我でセレッソ大阪の坂元は離脱したが、今回の代表には8人が初めて選出された。韓国戦では山根、江坂、脇坂、小川、川辺が初キャップを刻み、いきなり先発で起用された山根が豪快に先制点を叩き込んだ。

 2つ目に挙げられたのが、欧州組の層の厚さだ。韓国戦でゴールを決めた遠藤と鎌田、そして冨安の名前を挙げて、ヨーロッパでの活躍を称賛している。

 唯一の懸念として、オリンピックに向けたU-24と同時並行での活動になるため、久保や「J1リーグのブレイク・スターのミトマ」らを帯同させられない点が指摘されている。しかし、「2019年10月に6-0で破ったモンゴルに脅かされることはありそうもない」と綴っている。

 当の森保監督は対照的に、「勝って当たり前のチームと対戦するほど難しいことはないと思います」と、何が起こるかわからないアジアの舞台での、久々の公式戦を前に気を引き締めている。強豪の力を見せるとともに、今後の最終予選、そしてW杯本大会につながる一戦になることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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