いまから遡ること約3年。西野朗監督が率いる日本代表は、ロシア・ワールドカップで南米の強敵コロンビア代表を相手に2-1の勝利を飾った。
大迫勇也と香川真司のゴールでなんとか競り勝った熱戦が、サムライブルーに勢いをもたらし、グループリーグ突破を手繰り寄せるものとなったのは言うまでもない。まさに"半端ない"勝利であった。
そんな日本のサッカーファンの脳裏に焼きつく一戦に、いまだ不満を持つ選手がいる。この大会でコロンビアの10番を背負って戦った至宝、ハメス・ロドリゲスだ。
2014年のブラジル・ワールドカップでの日本戦で鮮やかな一撃を見舞い、ロシア大会でも要注意人物に挙げられていたハメス。だが、コンディション不良によってベンチスタートとなったファンタジスタは、59分からピッチに立つも目立った活躍を果たせなかったのだ。
イングランドとのラウンド・オブ16でふくらはぎを痛めて欠場するなど、満足にプレーできずにロシアを去ったハメスは、米スポーツ専門メディア『ESPN』が現地時間3月27日に公開したインタビューで、「僕の状態さえ良ければ、運命は違うものになった」と発言している。
【動画】サムライ戦士たちを切り裂いたブラジルW杯でのハメスのゴラッソはこちら 「もしも僕が十分にフィットしていたら、フィジカル的にも調子が万全だったなら、代表チームの物語はまるで違うものになっていただろうね。初戦の日本戦にも負けてはいなかったと思うよ。
運命は『コロンビアが敗退していた』と言っている。だけど、僕がいたら、まったく違う結果になっていたと思う。コンディションさえ良ければ、僕はチームを大いに助けられたと感じていたからね」
さらにコロンビアが生んだ天才MFは、「自身のキャリアにおける最も重要な瞬間」として、ブラジル大会での日本戦を挙げている。
「プスカシュ賞ももらえたウルグアイ戦でのゴールはやっぱり重要になるのかな。だけど、個人的に一番好きなのは日本戦でゴールを決めた時なんだ。あれは忘れられないね」
当時のハメスは日本への相性の良さも感じていたのだろう。それだけに彼がロシアでも万全の状態であったなら――。タラレバは尽きないものである。
構成●THE DIGEST編集部
大迫勇也と香川真司のゴールでなんとか競り勝った熱戦が、サムライブルーに勢いをもたらし、グループリーグ突破を手繰り寄せるものとなったのは言うまでもない。まさに"半端ない"勝利であった。
そんな日本のサッカーファンの脳裏に焼きつく一戦に、いまだ不満を持つ選手がいる。この大会でコロンビアの10番を背負って戦った至宝、ハメス・ロドリゲスだ。
2014年のブラジル・ワールドカップでの日本戦で鮮やかな一撃を見舞い、ロシア大会でも要注意人物に挙げられていたハメス。だが、コンディション不良によってベンチスタートとなったファンタジスタは、59分からピッチに立つも目立った活躍を果たせなかったのだ。
イングランドとのラウンド・オブ16でふくらはぎを痛めて欠場するなど、満足にプレーできずにロシアを去ったハメスは、米スポーツ専門メディア『ESPN』が現地時間3月27日に公開したインタビューで、「僕の状態さえ良ければ、運命は違うものになった」と発言している。
【動画】サムライ戦士たちを切り裂いたブラジルW杯でのハメスのゴラッソはこちら 「もしも僕が十分にフィットしていたら、フィジカル的にも調子が万全だったなら、代表チームの物語はまるで違うものになっていただろうね。初戦の日本戦にも負けてはいなかったと思うよ。
運命は『コロンビアが敗退していた』と言っている。だけど、僕がいたら、まったく違う結果になっていたと思う。コンディションさえ良ければ、僕はチームを大いに助けられたと感じていたからね」
さらにコロンビアが生んだ天才MFは、「自身のキャリアにおける最も重要な瞬間」として、ブラジル大会での日本戦を挙げている。
「プスカシュ賞ももらえたウルグアイ戦でのゴールはやっぱり重要になるのかな。だけど、個人的に一番好きなのは日本戦でゴールを決めた時なんだ。あれは忘れられないね」
当時のハメスは日本への相性の良さも感じていたのだろう。それだけに彼がロシアでも万全の状態であったなら――。タラレバは尽きないものである。
構成●THE DIGEST編集部