アゼルバイジャンのネフチ・バクーは現地4月4日、同国プレミアリーグの第21節でスムガイトと対戦する。現在、首位を走るネフチが4位のチームをホームに迎えるこの一戦では、先月に加入した本田圭佑がデビューする可能性がある。
初練習参加から約2週間が経つ34歳の日本人は、クラブの公式SNSで「出場メンバーに選ばれるなら、全力を尽くす」と意気込みを語り、7連覇中の宿敵カラバフFKを止めて8年ぶりのリーグタイトルを狙うチームについては、「良い主力選手がいて、若く有能な選手も多い。一致団結すれば、優勝できるチャンスは大きい」と明るい展望を示した。
自身のコンディションが100%ではないものの、「良い選手がいて、簡単には勝てない相手」であるスムガイトとの対戦に向けて気合十分の本田。「相手チームについては、自分で分析した。どう戦うかは心得ている」とも語っている。
現地メディアの多くも、このスムガイト戦が「日本のスーパースター」のデビュー戦になる可能性があると報じているが、その中で『SPORTiNFO』は、本田が早くもチームにおいて主導権を握っていると報道。「日本のスーパースター」が新たなチームメイトたちにアドバイスとタスクを与え、ピッチ上でどう戦うかを説明しているという。
時には戦術ボードの前に立ち、サミール・アッバソフ監督の許可を受けた上で、指揮官に代わって説明も行なうとのことであり、頼もしさも感じるところだが、同メディアはこれがチームにとって危険な状況になり得ると懸念している。
本田がロッカールームの状況を伝えるスポークスマンとして「相手チームを分析した」と公言したことは、43歳の「若きスペシャリスト」アッバソフ監督の立場に打撃を与えるものであると同メディアは主張。指揮官が多くの時間をかけてチームへの影響力を広めてきたところで、新加入選手が“介入”することは、チームの団結を弱体化させるとも見ている。
同メディアはこの先、本田が戦術や選手起用、さらにはスタッフ人事にも介入する可能性を示唆。さらには、これまでマーケティングの見地から現場の意見を無視して戦力補強などを繰り返してきたクラブ経営陣とスポンサーが、来季以降は本田がコーチングスタッフを率いることを望んでいるとまで報じた。
今季終了までのわずかな期間の契約を交わした外国人選手が、クラブに大きな影響を与える可能性があると指摘するこの記事。経営陣に対する不信感を抱く同メディアの主張が現実のものとなるのかは不明だが、本田としては助っ人としての任務を全うし、チームに念願のリーグ優勝をもたらすことでしか、周囲の不安や懐疑的な見方を消し去ることはできないだろう。
構成●THE DIGEST編集部
初練習参加から約2週間が経つ34歳の日本人は、クラブの公式SNSで「出場メンバーに選ばれるなら、全力を尽くす」と意気込みを語り、7連覇中の宿敵カラバフFKを止めて8年ぶりのリーグタイトルを狙うチームについては、「良い主力選手がいて、若く有能な選手も多い。一致団結すれば、優勝できるチャンスは大きい」と明るい展望を示した。
自身のコンディションが100%ではないものの、「良い選手がいて、簡単には勝てない相手」であるスムガイトとの対戦に向けて気合十分の本田。「相手チームについては、自分で分析した。どう戦うかは心得ている」とも語っている。
現地メディアの多くも、このスムガイト戦が「日本のスーパースター」のデビュー戦になる可能性があると報じているが、その中で『SPORTiNFO』は、本田が早くもチームにおいて主導権を握っていると報道。「日本のスーパースター」が新たなチームメイトたちにアドバイスとタスクを与え、ピッチ上でどう戦うかを説明しているという。
時には戦術ボードの前に立ち、サミール・アッバソフ監督の許可を受けた上で、指揮官に代わって説明も行なうとのことであり、頼もしさも感じるところだが、同メディアはこれがチームにとって危険な状況になり得ると懸念している。
本田がロッカールームの状況を伝えるスポークスマンとして「相手チームを分析した」と公言したことは、43歳の「若きスペシャリスト」アッバソフ監督の立場に打撃を与えるものであると同メディアは主張。指揮官が多くの時間をかけてチームへの影響力を広めてきたところで、新加入選手が“介入”することは、チームの団結を弱体化させるとも見ている。
同メディアはこの先、本田が戦術や選手起用、さらにはスタッフ人事にも介入する可能性を示唆。さらには、これまでマーケティングの見地から現場の意見を無視して戦力補強などを繰り返してきたクラブ経営陣とスポンサーが、来季以降は本田がコーチングスタッフを率いることを望んでいるとまで報じた。
今季終了までのわずかな期間の契約を交わした外国人選手が、クラブに大きな影響を与える可能性があると指摘するこの記事。経営陣に対する不信感を抱く同メディアの主張が現実のものとなるのかは不明だが、本田としては助っ人としての任務を全うし、チームに念願のリーグ優勝をもたらすことでしか、周囲の不安や懐疑的な見方を消し去ることはできないだろう。
構成●THE DIGEST編集部