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日本代表

「攻撃的で効率的、そして面白い」11連勝&無失点1000分超のイタリア代表をライバル国メディアも大絶賛!

THE DIGEST編集部

2021.06.21

イタリア代表を率いるマンチーニ監督(左)の評価は高まるばかりだ。(C)Getty Images

イタリア代表を率いるマンチーニ監督(左)の評価は高まるばかりだ。(C)Getty Images

 欧州各国で熱い戦いが展開されているEURO2020は6月20日、グループAの最終節が行なわれ、イタリアはウェールズを1-0で下して、グループリーグ3戦全勝を飾り、さらに無失点を維持した。

 すでに決勝トーナメント進出を決めている「アズーリ」は、前節からスタメンを8人も入れ替えて試合に臨んだが、ロベルト・マンチーニ監督率いるチームの強さは全く変わらず、次ラウンド進出のためには勝点獲得が必須のウェールズを押し込んで、39分にFKからマッテオ・ペッシーナがフリックしてゴール左隅に流し込んで先制。その後も幾度か得点機を作る一方で、守備では最後まで得点を許さず、3度目のクリーンシートを達成した。

 これで、イタリアの連続無敗は30試合に伸び、1939年に達成された記録に並んだ。当時の名将ヴィットリオ・ポッツォに肩を並べることになったマンチーニ監督は「彼は重要なトロフィーを多く獲得している」と謙遜したが、ウェールズを下して3連勝を飾ったチームについては「これ以上できることはなかった。スタメンを8人入れ替えてもうまくプレーしたことを嬉しく思う」と賛辞を惜しまず、「これから、新たなトーナメントが始まる。今後も同じように選手がプレーしてくれることが、私の唯一の望みだ」と語っている。
 
 巧みな決勝点でヒーローとなったペッシーナは、「これは僕が夢に見てきたものであり、完璧だった。数週間眠れないかもしれない」と喜びを露にし、好調なチームについて「強みは、完全なグループであること。マンチーニ監督は全ての選手に重要なことを理解させ、自信を与える方法を知っている」と語り、チームや指揮官への信頼を強調した。

 またこの試合では、一時は膝の負傷で大会出場そのものが危ぶまれたこともあるマルコ・ヴェッラッティがEUROデビューを飾り、さっそく中盤で存在感を放ち、FKのキッカーとしてペッシーナの決勝点をアシストしてみせた。「リハビリをサポートしてくれたパリ・サンジェルマンのスタッフや、待ってくれたマンチーニ監督に感謝したい」と語った28歳は、「今日プレーした選手は皆、レギュラーに相応しい」と、多くの主力抜きでも好プレーを見せたチームを誇った。

 素晴らしい攻撃サッカーを展開するとともに、守備陣は相変わらずの堅さを誇り、試合ごとに新たなヒーローが生まれるなど、“良いこと尽くめ”で11連勝を飾り、無失点時間が1000分を超えたイタリアに対し、ライバルとなる強豪国のメディアも賛辞を惜しむことはなかった。
 
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