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日本代表

日本と決勝進出を争うスペインの状態は?「5つの懸念すべきポイント」を自国メディアが指摘【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.03

初の決勝進出をかけて戦うスペインは、7月のテストマッチで1-1と引き分けた相手だ。(C)Getty Images

初の決勝進出をかけて戦うスペインは、7月のテストマッチで1-1と引き分けた相手だ。(C)Getty Images

 東京オリンピックの男子サッカーは8月3日に準決勝が行なわれ、日本はスペインと埼玉スタジアム2002で対戦する。

 ニュージーランドに苦戦しながらPK戦の末に駒を進めた日本と、コートジボワールとの延長戦にもつれ込む激闘の末に5-2で勝利したスペイン。両者は大会前のテストマッチで対戦して1-1の引き分けに終わっているが、日本にとっては大部分の時間でボールを支配され、押し込まれたことで、「スペイン強し」の印象を、改めて意識に植え付けられることとなった。

 おそらく、今回の対戦でも同じような展開になると思われるが、日本がスペインを警戒しているのと同様に、スペインも開催国を警戒していることだろう。実際に専門メディア『90min』のスペイン版は、日本戦を前に「スペイン五輪代表の5つの懸念すべきポイント」を挙げている。
 
 ルイス・デ・ラ・フエンテス監督率いるチームの不安な点として、同メディアが最初に挙げたのは「流動性の欠如」。「リズムの欠如は最も大きな問題であり、ボールを保有する時間の割には多くのチャンスを生み出せていない」と指摘し、「日本に対しては、ギアを一段上げて、より縦への攻撃を強めることが理想的だ」と主張した。

 続いてのポイントは、やはり「開催国との対戦」を挙げており、今回は無観客での開催ということで「ファンの存在が代表チームの戦いに影響を与える要素とはならないが、それでも気候、ピッチコンディション、スケジュールは日本に有利に働く可能性がある」という。そしてもうひとつ、「開催国であり、他のどの国よりも、この大会のための準備を進めてきた」というアドバンテージも挙げている。

 3つ目は「疲労」。これはまずひとつに、スペインが準々決勝で延長戦を戦ったことを指しているが、日本も同様であり、さらにPK戦にまで突入しており、条件は五部である。しかし、スペインの主力メンバーの6人は、今大会の前に準決勝まで勝ち進んだEURO2020でもプレーしていることを考慮すべきと同メディアは訴え、「疲労はスペインの方が大きい」と見ている。
 

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