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Jリーグ・国内

「僕が失敗? どちらかと言えば勝ち組だ」神戸入団のボージャンが語っていた“メッシ2世”としてのキャリア

THE DIGEST編集部

2021.08.10

カンテラの先輩であるメッシ(右)と比較されたボージャン(左)。そのキャリア初頭を自身で振り返っている。(C)Getty Images

カンテラの先輩であるメッシ(右)と比較されたボージャン(左)。そのキャリア初頭を自身で振り返っている。(C)Getty Images

 8月9日、ヴィッセル神戸は元スペイン代表FWのボージャン・クルキッチを獲得したと発表した。武藤嘉紀、大迫勇也に続く、今夏3人目の大型補強だ。

 実績と話題性はともに申し分ない助っ人だ。バルセロナの下部組織で育ったボージャンは、2007年に17歳と18日という若さでラ・リーガデビュー。小柄な体躯に、サラサラのヘアースタイルという見た目もあって、バルサの先輩にあたるリオネル・メッシのようなスターになりうる存在として世界の注目を集めた。

 しかし、多くの「メッシ2世」や「ネクストメッシ」がそうであったように、ボージャンも周囲の大きすぎる期待に応えられないキャリアを歩んだ。バルサのトップチームで定位置を勝ち取れなかった彼は、2011年の夏に恩師ルイス・エンリケに乞われてローマに移籍。以降は、ミランやストーク、さらにアメリカMLSのモントリオール・インパクトなど6か国8クラブを渡り歩き、次第に表舞台から消えていった。

 いわゆるスター街道は歩めなかったかもしれない。それでもボージャンは、“偉才”メッシと比較されながら歩んだキャリアを「失敗」とはとらえていない。2018年11月にスペイン紙『El Pais』のインタビューに応じた際に、「僕は有名になりたいと思ったことはない。他人の期待に応えるのは難しかった」と前置きしたうえで、こう誇らしげに語っていた。
 
「僕はバルサの下部組織で数多くのゴールを決めてきた。だから、周りからは『新たなメッシ』っていうラベルを貼られたんだ。でも、大半の人々がその通りにならなかったから、『あぁ君は失敗だった』と言う。なぜ僕が失敗だったっていうの? 僕はメッシと一緒にプレーしたし、英語にイタリア語、そしてスペイン語とカタルーニャ語を扱えるんだよ? 5つのタイトルを獲ることよりも重要なことだと思う。

 僕はどちらかと言えば“勝ち組”だ。良い方なんだよ。バルサのトップチームでの4シーズンで40ゴール以上を決めたし、どんなプレーをしたかまで細かく覚えていないけど、良いプレーはしていたと思う。僕みたいなキャリアをどれだけ多くの人が夢見てるっていうんだ」

 奇しくもバルサ退団を発表したメッシと時を同じくして、“新天地”への挑戦を決めたボージャン。而立之年に挑むJリーグで、いかなるパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
 
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