海外サッカー

「不適切だと言わざるを得ない」ドイツの超逸材ハベルツに“旭日旗騒動”。韓国で物議を醸す

THE DIGEST編集部

2021.08.30

リバプール戦で出色のパフォーマンスを披露したハベルツ。試合後の投稿が物議を醸している。(C)Getty Images

 ドイツの超逸材のSNSが波紋を広げている。

 事の発端となったのは、チェルシーに所属するドイツ代表MFカイ・ハベルツの何気ない投稿だった。

 現地時間8月28日に行なわれたプレミアリーグ第3節のリバプール戦後(1-1)、先制ゴールを決めていた22歳の天才MFは、自身のインスタグラムで英サッカー専門メディア『4-3-3』が作成した画像を公開。それに対して一部の韓国人ファンから、「旭日旗を表現している」と相次いで指摘があったのだ。

 自身の頭に鉢巻きをし、飛び蹴りをしているような姿が模写された画像は、たしかに背景の赤みがかったオレンジの光が放射状に伸びているようにも見える。しかし、ぱっと見ただけでは判断しかねるデザインでもある。
 
 無論、ハベルツの投稿は韓国メディアで小さくない話題となった。日刊紙『金剛日報』は「ドイツの選手が、第二次世界大戦中の日本の象徴である旗を表現したために物議を醸した」と報道。さらに韓国ポータルサイト『OSEN』は、「おそらくハベルツは旗の意味を理解していない」としたうえで、こう論じた。

「ハベルツが共有したのは、日本の空手がテーマとなったアメリカのドラマ『コブラ会』をモチーフにしたものだ。ゆえに本人に悪意はない。だが、旭日旗をイメージさせるデザインは、明らかに批判は避けられないものであり、不適切だと言わざるを得ない」

 なお、物議を醸した画像は『4-3-3』のインスタグラムで確認できるものの、ハベルツの共有画面は削除されている。

構成●THE DIGEST編集部
【画像】物議を醸したハベルツの旭日旗モチーフ画像はこちら
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