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「ケイスケはとてもレベルが高い!」 本田圭佑の加入にスードゥバの“元同僚”が大きな期待!「世界へのメッセージになる」

THE DIGEST編集部

2021.09.16

リトアニアのAリーガで現在首位に立つスードゥバへ移籍することを発表した本田。(C)Getty Images

 本田圭佑が、自身の公式YouTubeチャンネルや、音声コンテンツサービスの「Now Voice」などで、新天地がリトアニアのFKスードゥバに決定したと発表した。クラブも公式サイトで契約の模様や背番号3の入ったユニホームの披露し、そして記者会見の模様などを公開した。

 キャリア9か国目となる東欧バルト3国のひとつに挑戦の場を求めた本田は、「オファーをいただき、ここに来ることを決めた。決めるまでに、そんな時間はかからなかった。(今季のリトアニアAリーガは)残り10試合ぐらいで、ずっと試合やってなかったので、いつから出られるか分からないが、試合数分の得点数を目指したい」と意気込みを語っている。

 リトアニア南西部の小都市マリヤンポレに所在するスードゥバは1942年に創設されたクラブで、2017年に最多優勝回数(8)を誇るジャルギリス・ヴィリニュスの5連覇を阻んで初優勝を飾ると、そこから3連覇を達成。また、国内カップも3回の優勝を数える同国の強豪クラブのひとつであり、今季は(全36試合中)26試合を終えた時点で暫定ながら首位に立っている。

 CSKAモスクワで活躍し、ミランでは10番を背負うなど、世界的にネームバリューのある本田の加入は、昨季にアゼルバイジャンのネフチ・バクー入りを発表した時と同様に世界に驚きを与えた。とくにリトアニア国内の反応は強く、『IRYTAS』は「青天の霹靂」、『LRT』は「リトアニア・サッカー界を揺るがした」と報道。また『EURO FOOTBALL』は「3度のワールドカップで卓越したプレーを見せた日本人の加入は『CNN』や『BBC』など世界中の多くのメディアが伝えており、スードゥバは一躍世界的に有名なクラブとなった」と記した。
 
 ちなみに会見では、本田がCSKAモスクワ時代にチームメイトだったデイビダス・シェンベラスがリトアニア人だと知らなかったことが話題になったが、一方の現在43歳の元リトアニア代表選手は、『LRT』に対して、本田に対しての印象を詳しく語り、また彼の到来によるスードゥバやリトアニア・サッカーへの影響にも言及している。

「ケイスケは、とてもレベルの高い選手だ。そして、人間としても。彼については、良い思い出ばかりが頭に浮かんでくる。スードゥバが彼のような選手を迎え入れることに成功したことを、私は嬉しく思っているし、クラブの会長やスカウトは素晴らしい仕事を果たしたと思う」

「また、スードゥバだけでなく、これはリトアニア・サッカー界にとっても良い兆候だ。この国のリーグはプレーに値するものだということを、世界中の優秀な選手に対してメッセージを送ることにも繋がった」
 
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