日本代表

「ファーガソンと空港で話し合った」香川真司がマンU移籍の舞台裏を告白!「英語があまり話せなかった」

THE DIGEST編集部

2021.09.19

ドルトムントで絶頂期にあった香川(左)。名将ファーガソン(右)のラブコールに応え、マンチェスター・U入団を決断した。(C)Getty Images

 遡ること9年前の夏、ひとりのサムライがプレミアリーグ随一の名門の扉を叩いた。ボルシア・ドルトムントに所属していた香川真司だ。
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 2010年7月にセレッソ大阪からドイツの強豪に移籍した日本代表MFは、瞬く間にチームに欠かせない主力に成長。ユルゲン・クロップ監督(現リバプール)の薫陶を受けながら、複数のメガクラブが獲得を目論むほどのタレントへと飛躍を遂げた。

 そして、香川がその名をワールドワイドにしたのが2012年6月だった。当時マンチェスター・ユナイテッドを率いていた名将アレックス・ファーガソンの熱烈なオファーを受け、電撃移籍を決断したのである。

 当時、日本のみならず、世界を驚かせた移籍はいかにして決まったのか。今回、ほかでもない香川自身がその背景を明かしている。現地時間9月18日、マンチェスターの地元紙『Evening News』が「(オファーを知った)僕の最初のリアクションは『マンチェスター・ユナイテッドはドルトムントやリバプール、アーセナルよりもビッグだ』というものだった」となど、香川本人が語った入団時のエピソードを伝えた。
 
「僕はファーガソンと面と向かって話したかった。オファーがクラブからのものなのか、ファーガソンからのものなのか。そして彼が僕を望んでいるのか、どこでプレーさせてくれるのかを知りたかった。それで僕らは空港でファーガソンと直接話し合った。彼は僕に望むものを隠さずに話してくれたよ。僕は英語があまり話せなかったから、理解しづらい部分はあったけど、メッセージは明確だった」

 レッドデビルズに黄金期をもたらした名将の言葉を受け、「ユナイテッドでプレーして勝ちたいと確信した」とマンチェスターへ渡った香川は、1年目ながらブンデスリーガよりも激しいとされるプレミアリーグで20試合に出場して6ゴール・4アシストを記録。そのシーズンで勇退するファーガソンのリーグタイトル獲得に、小さくない貢献を果たしたのだった。

構成●THE DIGEST編集部
 
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